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普通の刑事の特殊な日々
第4話 人生の決断
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事になったら、俺目見えないし迷惑とか死ぬほどかけると思うから…それがずっと続くとか」
デコピンされた。
響希「痛っ!?何すんだよ」
大和「うだうだ言ってねぇで」
と言った直後俺の服の袖を引っ張っている感覚がした。
夜「おじさん…助けて…」
女の子の声がした、声からして小さな大体幼稚園、5、6歳くらいだと思う。ただ泣いていた。
響希「どうしたの?何かあったの?」
夜「ママが…ママが…」
響希「お母さんがどうかしたの?」
夜「ママが…血だらけなの…」
響希「お家はどこ?何号室?鍵は開いてる?」
夜「307号室、鍵は開いてる…」
響希「大和!!頼む」
大和「言われなくても」
大和は勢いよく言われた307号室に向かっていったと思う。俺はひとまず署の方に連絡した。人が来るまで女の子の事を撫でたりして女の子を落ち着かせてた。
被害者は三笠 愛子、手首を切ったことにより出血多量により現在意識不明の重体で病院に搬送させられた。被害者は娘と二人暮らしの母子家庭で近くのスーパーでパートとして働いていたようだ。しかし今日は朝行かなかったようで、そして女の子が朝起きた時母親が見つからないので家中を探してたら風呂場で血だらけになっているのを見つけて助けを呼ぼうと家を出たようだ。前半は調べた刑事の人から聞いて後半は俺が女の子から聞いた話。
大和「血液量から見て大体30分から1時間前くらい経ってたと思う。正直油断ならない状態だ。その子どうするんだ?」
響希「今はまだこの子のお母さんが助かることを信じよう。それで事件性とかは?」
大和「分からないな、状況から見たらどう考えても自殺だな。近所の人も最近被害者がやつれてきたとか、何か思い詰めたような感じになってきたと言っていた」
響希「…自殺か」
夜「おじさん…」
響希「ん?どうかした?」
夜「ママ、大丈夫なの?」
響希「…おじさんはお医者さんじゃないから分からないけど、今はお医者さんを信じるしかないからね。だから今はおじさんと一緒に」
夜「おじさん、ママねいつも悲しい顔してたの。でもねたまにママに会いに来る男の人がいたの、その時はママ元気になるの」
響希「それはほんとう?その男の人ってどんな人?」
夜「えっとね、おじさんよりもおっきくて眼鏡をかけててママはこの人はサラリーマンなんだよって言ってた」
響希「大和、目撃情報とかって」
大和「いるな、何人か見た人がいた。ついでに言うと監視カメラにも映ってる。…しかも今日もな」
響希「つまり…」
大和「今日の朝9時半頃、発見の1時間前に被害者の家から出てきている」
響希「ならそいつを問い詰めるか」
大和「必要ないかな」
響希「なんで?」
大和「…こいつ、自殺してる」
響希「は!?どこで?」
大和「普段使われない、被害者のアパート
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