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ハーメニア
再会
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間ならば保健室の先生は昼ごはんを食べに、食堂へ行ってるはずだが。

「やっぱ居ないっぽいね。とりあえずゆかりちゃん、ここが保健室ね。何かあったらここに来ると良いよ」
「はい、ここにお世話になることがあまり無いように生活したいですね」
「健康第一だからな。おっ、ちょうどいいところに帰ってきた。おーい、ルカ先生!」

マキと結月の後ろからビニール袋を抱えた保険教諭、巡音ルカ先生が歩いてきた。

「やあやあ、マコトにマキのMMコンビじゃないか。どこかおかしなとこでも、って誰かしらこの子は」

ルカ先生が結月を見ながら尋ねてきた。

「はじめまして、結月ゆかりといいます」
「ああ、転校生の子ね。保険教諭の巡音ルカよ。怪我とかした時はすぐにおいでね、それ以外でも全然歓迎よ」

そう言ってビニール袋を漁りだした。

「はい、たこ焼きパン。お近づきの印にね」
「た、たこ焼きパンですか。……ありがたくいただきます」

結月にたこ焼きパンを渡すと、ルカ先生は保健室の中に戻っていった。

「ゆかりちゃん、それたべるの?」
「もらったものは食べないと申し訳ありませんし。それに結構美味しそうですよ?」
「中に入ってるのが普通のたこ焼きならな。それと、もうあんまり時間ないぞ」

腕時計をマキに見せる。時刻は13:00、昼休みは10分まで。マキの予定では、後はお気に入りの場所に案内するだけだが

「あらら、そんじゃ仕方ない。お気に入りの場所は放課後にしよっか。それで良い?ゆかりちゃん」
「はい、放課後は空いていますので大丈夫です。あ、詠月さんも一緒に」

知ってた。
俺も放課後は結月に用があったしな。
そうして俺達は教室に戻ることとなった。
その後、たこ焼きパンを食べた結月が、その中に入っている激辛たこ焼きの辛さに悶絶したのは別の話。

続く
 



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