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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
外伝 第2話 「真夏の公園で」
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があったんだな」
「っ、私にも女らしい一面があったというのはどういう意味だ。お前は私を何だと思っているんだ!」
「簡単に言うなら……いつもジャージ着てて割と口うるさい乳魔神とかじゃねぇの?」
「ヴィータ、それはお前の中の私だろう。というか、お前は私のことをそんな風に思っていたのか!」
「だって事実じゃん」
さすがにシグナムのことが可哀想になってきたのでフォローに入ろうかと思っていたのだが、一緒に暮らしているヴィータが事実だと言ってしまっては俺や小学生組ではどうにもできない。これがきっかけでシグナムの機嫌は悪くならなければいいが……。
「え、えっと……シグナムさんは今のままでも十分に魅力的だと思います。その、将来的にそうなれたらなって憧れるくらいスタイル良いですし。それに私達のわがままに毎日のように付き合ってくれる優しい人ですし……それから!」
「フェイト、やめなさい! この状況であんたの必死なフォローはかえってシグナムさんを苦しめるわ。時として見守ることも大切よ!」
アリサちゃん……正しいことだとは思うけど、小学生の君が言うには早いと思ってしまうのは俺だけだろうか。普通その年で優しさが時として人を傷つけるみたいな発言はしないと思うんだけど。今どきの小学生は俺の頃とは違うんだな……。
などと考えていたらアリサちゃんの奮闘もあってか、どうにか事態は終息へ向かい始めていた。
アリサちゃんはいつもこんな風に頑張っているのかと思うと、彼女こそ大人組は甘やかすべきなのではないと考えてしまう。冷静に思い返すとシグナムがおかしくなった発端は彼女にあるので、彼女は彼女なりに責任を感じて奮闘しただけのようにも思えてしまうのだが。
「ふぅ……どうにか落ち着いたわね。……八神堂の大人の恋愛に興味の示すのは危険だわ」
「あはは……そういうことを言われると落ち着かせてくれたことへのお礼を言いづらくなるね。というか、恋愛に興味があるのは分かるけど……アリサちゃんからすれば俺達よりも夜月くんとかの方が興味をそそられるんじゃないの?」
「否定はできないですけど、ショウさんってこの手の話題になっても上手くかわすというか大して反応しないじゃないですか。それにあの人の周囲に居る人って……あれですし」
あれ、という言葉が何を言おうとしているかはアリサちゃんの何とも言いにくい顔から察しは付いた。
確かに冷静に考えてみると、夜月くんによくちょっかいを出すというか気を引こうとする子ってアリシアちゃんとかはやてとかなんだよな。俺はあまり話したことがないけど、聞く話によればグランツ研究所の面々にも妙な絡まれ方をしているらしいし。恋愛って感じの空気にはならないかもしれないな。
「夜月くんの周りには癖のある子も意外
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