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ソードアート・オンライン〜連刃と白き獣使い〜
第九話 激突、?神聖剣?VS?二刀流?
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が可笑しい。まぁ、その主催者が……。
「本当に儲けさせて貰ってますわ、クウトはん!」
「こう言うのはお祭りみたいにやるのが当たり前だがな、ダイゼン」
KoB経理担当のダイゼン。少なからず交友があり、今回の事で色々と相談を持ち掛けられていた。因みに売り上げ一割はドラゴン・ファングに送ると言う契約だ。
「それよりキリト来たぞ」
「主役のご登場ですか!ほな行ってきますわ!」
その腹を揺らしながら、キリト達に近付いていった。
「クウト君ー!」
代わりに近付いてきたのは私服のクレイ。フリフリのロリータファッションである。
可愛いーーーーと不覚にも思ってしまった。勿論、ロリコンではないぞ俺は。
「と言うかどんだけ買い食いしてるんだお前!?」
「クウト君の分もあるよー。はい!」
どちゃっ!と言う音と共に渡され、俺は困惑する。すると、試合開始を告げるアナウンスが響き、俺達は闘技場に入る。
場所は最前列、一番見やすい席だ。
既に観客は沸いており、「斬れー」だの「殺せー」だの物騒な事をいっているものたちもいる。
既に両者共に闘技場の真ん中に居るようだ。急いで席に向かうと、俺とすれちがう形で黒いフードを被った女の子と出会う。
「……ヒースクリフに気を付けなさい」
「え……?」
女の子を見ようとすると、消えていた。
「クウト君?」
「悪い、今行く」
頭のすみに置いておき、席につくと、既に二人は構えていた。
ヒースクリフは自然体でその剣を構える。キリトも自然体に近い形でその二刀を持つ。
二人とも、ウインドウは見ていない、にも関わらず地を蹴ったのは【DUEL】の文字が閃くのと同時だった。
最初に剣を動かすはキリト。滑空するように走り、ヒースクリフの前で回転する。右手の剣が盾に迎撃され、激しい火花が散るが、左の剣が素早く盾の内側に入る。二刀流突撃技?ダブルサーキュラー?。
左の剣は惜しくも剣に阻まれ、ライトエフェクトが虚しく散る。技の余勢で距離を取り、向き直る。
すると次はヒースクリフが盾を構えて突進する。
キリトは右のダッシュ回避を試みる。しかし、ヒースクリフは盾を水平にすると突き攻撃をキリトに放つ。キリトは咄嗟に両手の剣でガードし、数メートル吹き飛ばされる。右の剣で転倒を防ぎ、空中で一回転して着地する。
神聖剣は盾にも攻撃判定のあるユニークスキルだ。刀や片手剣を数本使う二刀流や連刃より癖のあるユニークスキルだが、ヒースクリフは見事に使いこなしている。
そんなヒースクリフは、キリトに立ち直る余裕を与えまいと、再度のダッシュで距離を詰める。剣がアスナの速度が何だと言う速度で放たれる。
キリトは防戦を強いられた。瞬間的反応だけで上下から放たれるそれを両手の剣でフルガードする。
八連撃の攻撃を凌ぎきると、間髪入れずにキリトのソード
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