第九話 激突、?神聖剣?VS?二刀流?
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行くよ。俺が直接談判してみる」
「ん……。ごめんね。迷惑ばかりかけちゃうね……」
「何でもするさ。大事な……」
少し沈黙して言う。
「……攻略パートナーの為だからな」
とは言うものの、あの男がそう簡単に意見を曲げるとは思えないなとか思いながら二人を見送った。
「クウト君は行かなくて良いのー?」
普段着のクレイは俺をつんつんとつつきながら言う。
「……止めろ、うっとおしい」
「きゃー、おーそーわーれーるー」
「冗談でも言うなっ!!」
此方も此方で、頭が痛くなった。
「もーーーー!!馬鹿馬鹿馬鹿!!」
何これ、あんたら付き合ってるの?彼氏彼女の所業だぞそれ。
とか思いながら紅茶を飲む俺とクレイ。時間にして一時間そこら。帰ってくるや否や、キリトの座る椅子の肘掛けに乗っかってキリトを叩くアスナの構図が完成した。胸焼けする。これがリア充か。爆裂しろ、エクスプロージョン!!
「それ別のアニメー」
そして隣のクレイは俺の心を読む。あっれー、心が読まれるの何で?
「とはいえど、説明を受けた俺も馬鹿としか言い様無いな。なぜ受けた?」
「つい売り言葉に買い言葉で……痛い痛い、アスナ悪かったって!」
アスナの拳を握ると、アスナはようやく落ち着くが、頬を膨らませる。心なしか頬が赤い。
「とは言え相手は神聖剣だろ、大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ、一撃終了ルールでやるから危険はないさ。それに、まだ負けると決まった訳じゃないし……」
「とは言え、お前の?二刀流?と?連刃?は別次元の強さを持つが、奴の?神聖剣?はその上をいく。奴の無敗の伝説は聞かない訳じゃ在るまい?」
「そうだよ!もし負けたらわたしがお休みするどころか、キリト君がKoBに入らなくちゃならないんだよ?」
「考えようによっちゃ、目的は達するとも言える」
「ん?それはどういう意味だ?」
その言葉に疑問を感じ、質問をする。
「その、俺は、あ……アスナといられればそれで良いんだ」
途端、その場の空気が熱と氷で別れた。熱はキリトとアスナ、氷は俺とクレイだ。マジで爆裂しろ、エクスプロージョン!!
「同意」
クレイに関してはアスナを見て怨めしそうな目をしている。
「ほんっとうに男って可愛い女子好きだよねー……。はぁ」
「ん?それは人それぞれだろ?」
クレイの呟きを、俺は聞き逃さずに言う。するとクレイ、俺に近寄って言う。
「じゃあさ、クウト君はどんなのが好みなの?」
「んー、好みねぇ……」
ボスッと頭を押さえると、クシャクシャしてやる。
「ふぁ……!」
「そんな顔するやつかな」
そういって、その部屋から退出した。
そしてまた翌日。
先日解放されたコリニア市ゲート区画は今朝から満員御礼だった。
何しろ、ユニークスキル同士の対決が行われるのだ、沸かない方
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