暁 〜小説投稿サイト〜
Moreもっと恋して
第五章

[8]前話 [2]次話
「怪我するしね」
「痛い思いするし」
「そんな奴と間違って付き合うことにならない様にする為には」
「まずはなのね」
「勉強した方がいいかも」
 クラスメイトもこう言った。
「やっぱりね」
「そうなのね」
「今そうした相手と付き合ったら」
 それこそというのだ。
「とんでもないことになるわよ」
「だからなのね」
「今はね」
「実際の交際とかはね」
「止めるべきなのね」
「そういうことじゃないかしら、痛い目に遭わない為に」
「それじゃあ今の私達は」
 ここでだ、私は。
 生徒手帳の中に入れているマッチの写真を見てだ、彼女に言った。
「こうしたことをすればいいのかしら」
「そういうことだと思うわ」
「そうなのね」
「まあ人生長いし」
 クラスメイトはこんなことも言った。
「今はね」
「アイドルの応援とかをして」
「アイドルに恋をしてね」
 そうしたことをしてというのだ。
「勉強していくべきかもね」
「そういうことなのね」
「実際どう?マッチの応援」
「命賭けてるわ」
 私は本気の声で答えた。
「私だってね」
「そうよね、じゃあね」
「今はこうしたことをしていればいいのね」
「そう、恋の勉強をしてね」
「恋をしていればいいのね」
「そういうことだと思うわ」
 こう私に話した、彼女にも言われてだった。
 私は少しだけ納得した気持ちになった、それで彼女に言った。
「マッチの応援、やっていくわね」
「そうするのね」
「大好きだから、マッチ」 
 この気持ちに偽りはなかった。
「そうしていくわ」
「マッチに恋してるわね」
「そう言われるとね」
 まさにだった。
「そうなるわ」
「それが今のあんたね」
「そうなるわね」
「じゃあマッチに恋し続けるのね」
「親衛隊は無理だけれど全力でやるわ」
 私はその意気込みを彼女に言い切った。
「そうするわ」
「そう、じゃあ頑張るのね」
「恋にね」
 何となくだ、先生達の言葉に少しだけ頷くことが出来た。それで中学時代はマッチを必死に応援を続けた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ