第四幕その十二
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「デザートも楽しみだね」
「全くだね」
「じゃあ先生、札幌までも電車で行くよ」
「王子が一両全部借り切ってる電車でだね」
「それで行ってね」
札幌までというのです。
「また楽しくやろうね」
「それじゃあね」
こうお話してでした、先生達はお寿司を楽しみました、そして最後にデザートを楽しむ前にお酒も楽しんでいた皆にです。
お店の旦那さんがあるものを出してきました、それは。
お茶漬けでした、ですが普通のお茶漬けではありません。
御飯の上にとろりとしていてです、烏賊や昆布、数の子にほたて貝の干したものが沢山入っています。それは何かといいますと。
「これは松前漬けだね」
「北海道のお漬物?」
「それなんだ」
「うん、それのお茶漬けだよ」
こう動物の皆にお話します。
「それだよ」
「そうなんだ」
「北海道にはこうしたものもあるんだ」
「普通のお茶漬けよりもね」
「さらに美味しそうだね」
「うん、美味しいよ」
先生は皆ににこりとしてお話しました。
「ではこれも食べてね」
「それからデザートだね」
「それを食べるんだね」
「そうしようね」
にこりとして言った先生でした、そして。
その最後に美味しい松前漬けのお茶漬けを食べてからです、デザートのアイスクリームを食べました、それからそれぞれのホテルに戻って休みました。
その朝にです、先生達は朝早くホテルをチェックアウトしました、そうしてホテルから出ると丁度朝日が出るところでした。
その朝日を見てです、先生はこれまたにこりとして言いました。
「いい感じだね」
「うん、朝日が出てね」
「その朝日を見ながらの出発なんてね」
「凄くいいよね」
「本当にね」
「じゃあ今から駅まで行って」
先生はご自身と一緒に朝日を見て喜ぶ皆に言いました。
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