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ドリトル先生北海道に行く
第四幕その七
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「歩く量が」
「仕事をしてだね」
「はい、毎日大学まで通勤されて」
 そしてというのです。
「大学の中でも歩かれていますね」
「何かとね」
「動物園や水族館も行かれて」 
 そうしてというのです。
「歩いていかれていますので」
「ううん、そういえば毎日結構歩いてるね」
「ですから」
 それでというのです。
「先生は健康になっています」
「そうなんだね」
「はい」
 とてもというのです。
「そうした意味でも来日されてよかったですね」
「何か日本に来たことは僕にとって」
「とてもよかったですね」
「そうだね」
「そう、本当に」
 それにというのでした。
「何もかもがよくなってきている」
「そんな感じだね」
「本当に、来られてよかったですね」
「僕は日本と巡り合わせがいいのかな」
「徳ですね」
 それだというのです。
「やっぱり」
「それがだね」
「ありますから」
 それでというのです。
「先生は日本で徳にそれがよく出ていて」
「それでなんだ」
「はい、全てがよくなっているんですよ」
「神様が僕に幸運をもたらしてくれるんだね」
「日本では特に」
「そうなるんだね」
「僕はそう思います、それじゃあ」
「うん、美味しいものを食べてね」 
 先生はここでワインを飲みました、ロゼの甘いワインをです。ワインのその甘くてとても飲みやすい味とかぐわしい香りを味わってです。
 先生はにこりとしてです、こう言いました。
「これは小樽のワインかな」
「はい、そうです」
 ここで答えたのはレストランのウェイターさんでした。
「この小樽ではワインも作っていまして」
「小樽で採れた蒲萄で」
「はい、それから作ったワインでして」
「いい甘さで」
「それに香りもですね」
「素晴らしいですね」
「そちらもお楽しみ下さい」
 小樽のそのワインもというのです。
「是非」
「そうさせてもらいます」
「ワインは身体にもいいですし」
 ウェイターさんは先生にこうもお話しました。
「是非お飲み下さい」
「そうですね、ワインは身体にもいいですね」
「はい」
 ウェイターさんはにこりとしてお話します。
「ですからそのこともご安心下さい」
「それでは」
 先生は笑顔になってワインを一杯飲んででした、それからまた飲みました。そうしてお料理もお酒も楽しんでです。
 デザートも食べました、そして小樽の奇麗な街に戻りました。
 街はお昼も奇麗な感じです、独特の無機質な様でいて趣のある色彩の煉瓦の建物が左右に並んでいます。
 下の道も整っていて靴で歩くとコツコツという音が聞こえてきます、老馬の蹄の音も周りによく響いています。
 そしてです、そのうえで。
 お空は青く澄んでいます、先生はその
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