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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1285話
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リナの部屋だ」
「あら、そうなの? 羨ましいわね」
「いや、元々エリナは俺のフォローをやる予定で配属されたから、その関係上だろ。……それにしても……」

 その肢体を俺に見せつけるようにしているハルカを、しみじみと見つめる。

「何?」
「いや、エリナみたいに恥ずかしがれとは言わないけど、それでもこうまで何も感じた様子がないってのは、ちょっとどうなんだ?」

 その言葉に、ハルカは心外だと言いたげに口を尖らせる。
 普段大人っぽいだけに、こういう仕草をすればどことなく可愛く見えるのは昨夜の件があるからだろうか。
 ……俺は全く記憶に残ってないんだけど、それでも身体は覚えているんだろう。

「言っておくけど、私は誰とでも寝るような真似はしないわよ? アクセルだから受け入れたんだから。……まぁ、正確には抵抗することを考えられない程にアクセルの手練手管に翻弄されたってのが正確なところなんだけど。……全く、何だってあんなに上手いの?」
「これまでの経験からだよ」
「あらあら、昼の戦闘でも強いけど、夜の戦いも強いのね」

 悪戯っぽい視線を向けてくるハルカだったが、やがて小さく息を吐くと真面目な表情へと変わって口を開く。

「安心して頂戴。別に1回私を抱いたからって、付き合えとか、ましてや結婚しろとか言わないから。アクセルを手に入れるんだから、きちんとアクセルが私を好きになってからそういう関係になりましょ。ま、昨夜の事はクリスマスだからこその一夜の夢だと思ってもいいわよ。……エリナの方は初めてだったみたいだから、どう思っているのかは分からないけど」

 小さく肩を竦め、そう告げたハルカ。
 そのまま床に散らかっている下着を身につけ始める。

「随分と俺に都合がいい話だな」

 そんな着替えの様子を眺めつつ告げると、ハルカは小さく笑みを浮かべて口を開く。

「私がナデシコに乗ったのは、充実感を求めての事なのよ。アクセルと一緒にいると、その充実感に満足出来るの」

 そう告げ、ウィンクをすると部屋を出て行くのだった。
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