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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
転生天使にラブソングを
天使の仕事に興味を持った悪魔二人
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らない状態とも言える。主の為、戦いに命を懸けて来た者らにとっての生き甲斐である剣を捨てる事は如何に辛いか。ゼノヴィアは元エクソシストの戦士なのか、しばらくの間生き方に苦悩しそうだとかな。一度生き方を考える事になって、破れ被れ悪魔に転生してから大分苦悩していたな。

「ちなみに余程のポストでもない限り、主の存在については隠してあるわ。敬虔な信徒の皆さんにそのような事を伝える訳にはいかないからね」

「その主の存在が『聖書に記されし神』シャルロットか、それとも創造神黒鐵なのかはそれぞれの信徒によってだな。ま、俺の正体を知られてないから楽ではある」

ここにいるヒト達は基本的にシャルロットの不在を知らないが、創造神黒鐵の存在については言わなくとも知っている。だがそれを知ってアーシアとゼノヴィアは心のバランスを失い掛けたが、イリナは一時期あったけど人間界本家に来た時に一緒に紹介されたので大丈夫とされていた。

教会に身を置いていた者達にとって、不在と言う情報が劇薬とされて何も信じられなくなり自暴自棄になると大変だからだ。

『ま、シャルロットが生きていると知ったイリナは号泣してたもんな』

『そうよね。今思うと何度も号泣する私がいるけど、シャルロット様が生きていただけで天に行きそうだったんだもん!』

階段を上り切った全員であるが、アーシアとゼノヴィアから聞かれるが無言のまま付いて行く。そんでとある扉前で止まったが、俺らは二人を見てからきっと主にゼノヴィアが驚くだろう。扉には天界の文字が刻まれて、十字のレリーフが彫られていた事で威厳のある扉なのでこの中にいる者は俺より下だがそれでも偉い者がここにいる。ドアノック前にイリナが告げた。

「実はね、今日ここら一帯の天界スタッフを統轄されている支部長がお見えになられているの」

「普段は忙しいようで、主に教会本拠地のヴァチカンと天界を往復しているようだ。今日は二人が来るのかそれとも俺が来るのかは知らんが、スケジュール調整で空いたらしいからだそうだ。イリナと同じ転生天使とされている」

支部長でここら一帯を統轄している天使の大隊長辺り、リアスやアザゼルも知ってそうだが天界側や悪魔側と堕天使側の裏方スタッフに関しても余り知られてない。

「支部長で転生天使か。きっと、元聖人クラスの信徒だったのだろうな。会うのが楽しみだ」

期待に胸を膨らませているが、その様子を見た俺らは意味深な笑みを浮かべていた。

「きっとゼノヴィアは驚くわ」

「そだな、俺は天界でよく会っているけどね」

俺は月一で天界へ行っているが、その時は創造神黒鐵とした姿で行っている。第一天に行く時とかは、普通に人間体である織斑一真名義で行っているけどな。ノックすると、中にいる者から入室許可を告げられた。
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