間章2 帝都と巴里の平和な一日篇
間章2 帝都と巴里の平和な一日篇 巴里での出会い
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太正15年7月上旬・・・
大神が、悪夢を見ている頃・・
真宮寺姉弟は、すみれとアイリスと再会していた。
「お久しぶりですさくらさん」
「すみれさんお久しぶりです」
「やっほー直哉君」
「アイリス元気だった?」
「うん元気だよ」
「直哉君も、さくらさんも、新婚旅行は、満喫してますか?」
「ええ、ですけど、怪人たちの動きが、組織だって動き出したので、正直今の巴里華撃団には、少々不安がありますね」
「そこで直哉君が、すみれとアイリスを呼んでくれたんだよね?」
「そうだよアイリス、だってお姉ちゃんとすみれさんは、最初の頃よく喧嘩してたしね」
「「直哉君」さん」
「そんな事思い出さないで」
「そうですわ」
さくらとすみれは、顔を赤くしていた。
「それで直哉君、アイリス達はどうすればいいのこれから?」
「もう少し、加山さんとの約束の時間まで、あるから少し観光しようか?アイリス」
「うわーい、ほらさくらも、すみれ行くよ」
「あ、待ってよ直哉君」
「待ってください」
すみれとさくらは、慌てて、直哉とアイリスを追いかけた。
そして4人は暫し巴里観光を楽しんでいた。加山からの連絡を受け、4人は世界の花博覧会場に行き、4人は桜の木の後ろに隠れ、大神達を待った。
そして、その時が来た。
「お久しぶりです。大神さん」
「なっ、まさか本当に、さくら君なのかい?」
「大神さん、私も夢のようです。花の都で大神さんと再会出来るなんて」
「ああ、夢のようだ」
「夢じゃないよ、お兄ちゃん、アイリスお兄ちゃんに会いたくて巴里まで来たんだから」
「アイリス君も来たのか?」
「確かに、夢のような出来事ですわね、中尉」
「すみれ君まで」
「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」
「ぐえええ」
「あれ今何か、当たったような」
「さくら君、直哉君は来てないのかい?」
「直哉君ならここに・・・あれ」
「さくら、直哉君ならあそこで、気絶してるよ」
アイリスが、直哉の事を、さくらに伝える。
「え、きゃあああ。直哉君しっかりして」
これが直哉とエリカの衝撃的な出会いの始まりだった。
「ごめんね。大丈夫?」
「ヒッ」
直哉は、エリカの顔見ると、すぐに真後ろを向き、さくらに抱っこされながらガタガタ震えていた。
「あーあ、直哉君。本気で怖がってるよ」
アイリスがそう言うと、すみれが続けて言った。
「仕方がありませんわ、初対面であんなことされたら」
「ですね、初期の大神さんの時みたいにならなきゃいいですけど」
「いい
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