幻のIS小説のプロットが長すぎたが完結した。
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められる結果となった。
死亡した一人に関しては何も情報が無かったため末端の何者かと判断され、調査を主導した更識の報告で「流れ弾で死亡」と判断された。首謀者の行方はその後30年に渡って続くも、最終的には迷宮入りしたという。
3年後――。
一夏は学園を卒業し、箒と共に国家の枠組みを越えたIS犯罪取り締まり機関を発足するために国内で精力的な活動をしていた。3年前に全てを守りきれなかった彼は、最強ではなく「皆で救う」という答えに辿り着いたようだった。箒はそんな彼の最初の賛同者として――また公私両方のパートナーとして常に共に行動している。
鈴は恋に破れてすっぱり一夏を諦め、母国へ戻っていた。そしてびっくりするほど早く新しい恋の相手を見つけて猛アタックしているらしい。ただ、一夏の新機関発足に関しては志を共にしており、今はその組織を立ち上げるための勉強中のようだ。
ラウラはドイツ軍に本格復帰後、後輩の育成に心血を注いで軍内部の味方を増やし、更なる出世を続けている。『人間らしさ』を大切にする彼女は人権意識の強いドイツでも高く評価されることになる。尚、彼女もまた一夏の理想の賛同者である。
更識では、当主の使命を全うしきれなかったことを悔いた楯無が楯無の名をアレーシャに譲ろうとしたりと色々起きたが、現在は二人の二重体勢によって組織を強化している最中である。後にこれが楯無黄金時代の始まりを告げることになるのは、もっと後になってからの事。
梓沙は――母親が目の前で死んだショックから1年立ち直れずに留年したものの、友達や真人の精力的な手助けによってなんとか生活できるレベルに回復し、現在はなんと飛び級して1年分の遅れを取り戻し、卒業した。今も時折トラウマに苦しめられているが、支えてくれる人がいる限り彼女は前に進むだろう。今は風原家の新たな養子となっている。
真耶は後に「後世でも同じテロが起きても戦えるように」と鬼教官に変貌し、名コーチとしてエース級のIS操縦者を数多輩出することになる。逆に千冬は大きな発言権を殆ど投げ出して教師としての職務に集中し、生徒と向き合う事を誰より大事にする優しい教師になった。なお、二人とも前より余計にモテるようになったらしい……。
シャルは、腕を失った後にデュノア社で開発された最新型バイオ義手のテスターとなり、父親と共に全国放送に出演。その場で「ありがとう、父さん!おかげで貴方の鉄面皮を心置きなくぶん殴れるよ!!」と言いながら義手の鉄拳をお見舞し、奥歯を4本ほど折るという史上まれにみる放送事故を起こした。その後も彼女は破天荒な生活を送り、国民に注目され続けたという。
そしてセシリアは――今はセシリア・K(Kazahara)・オルコットを名乗って、生活の半分以上を日本で過ごし
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