第2章:埋もれし過去の産物
第39話「決戦の時」
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ネーではないし、なにより僕はシュネーより早く死んでしまった。...だから、分かるはずがない。そんなのは、本人にしか分からない。」
「っ.....。」
「でもな!その程度で引き下がる理由にはならない!僕はお前を護ると...導くと誓った!だから...今はお前を、止める!!」
瞬間、僕は短距離転移でシュネーの背後に回り込む。
突然とはいえ、分かりやすいためシュネーは振り向きざまにシャルを振ってくる。
それを宙返りで回避し、リヒトを振り下ろす。
しかし、それは防御魔法で防がれた。
「っ....なら!受け止めてよ!私の悲しみを!悔しさを!この...怒りを!!」
「っ...!」
―――ギィイイイン!!
シャルがリヒトにぶつけられ、僕は大きく後退する。
「シュネー....。」
「ぁああああああっ!!!」
そこへ、大きく拳を振りかぶって、シュネーは殴りかかってくる。
「っ....!!!」
―――バシィイッ!!
「っ、ぁ....!?」
それを、僕は全ての魔力を身体強化に...特に手を強化。
左手で受け止め、右手で左手首を支えるように受け止める。
受け止めた手は目の前ギリギリで止まり、シュネーの勢いが止まる。
「...あぁ、受け止めてやるよ。お前の想い、感情、全てな!!」
一度間合いを離し、僕は魔力と霊力を開放する。
「術式混合...混じれ、“霊魔相乗”!!」
瞬間、衝撃波が僕から発せられる。
これは、所謂よくあるダブルブースト的な奴だ。
僕は魔力がそこまで多い訳ではない。だからと言って、霊力も多くない。
だから、その二つを掛け合わせ、莫大な力を生み出した。
...僕の体を、霊力と魔力が螺旋状に駆け巡る。
「....来い、シュネー!お前の悲しみ...全部僕にぶつけろ!!」
あの時の誓いを...今度こそ成し遂げる...!!
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