第2章:埋もれし過去の産物
第39話「決戦の時」
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てしまった。
...けど、それで十分!
「はぁっ!!」
「っ..!」
―――ギィイイン!
転移魔法で後ろに回り込み、リヒトでシュネーに斬りかかる。
シャルで防がれるけど、これでこっちはオーケー。
そして....。
「はっ!」
「っ、なっ...!?」
同じく、ユーリの方も、サーラが転移魔法で不意を突くように斬りかかる。
防御魔法で防ぐユーリだが、相手がサーラだという事に驚いたようだ。
「そっちは任せたぞ!」
「はな...せ....っ!!」
拘束魔法でシュネーの動きを阻害し、そのまま転移魔法でその場から離れる。
これで互いの戦いの邪魔をする事はなくなっただろう。
=サーラside=
「....行きましたか。」
私は主...ユーリと対峙する。
「『予定通り、あなた方は援護に徹してください。』」
『分かっておる。前に出た所で、ユーリの攻撃は防げぬゆえな。』
ユーリを盟主と定めた紫天の書のマテリアルと名乗る三人は、私の援護に徹するようにさせる。
「......サーラ...?」
「...一体、どれほどの時間が経ったのでしょうね。...お久しぶりです。我が主よ。」
...見た目は変わらないが、私には分かる。
ユーリは、私が死んでから何度も何度も絶望し、心が摩耗したのだと。
「嘘だ...サーラは、千年以上前に死んだはず...。ましてや、こんな管理世界でもないこの星にいるはずが...!」
「...千年。...千年、ですか...。」
それほどの年月、私は眠り続けていたのですね。
「言ったはずです。...幾千の時が流れようと、貴女を止めてみせる...と。」
「...っ!そうか、アロンダイト...!その剣に、自身の魂を...!」
「....その通りです。」
さすがユーリですね。あっさりと勘付くなんて...。
「...Dr.ジェイル特製の剣です。....アロンダイトは、応えてくれましたよ。」
「....だけど、復活した所で...!」
そう言うと同時に魄翼が私に向かって振るわれる。
―――ギギギギギギィイン!
「...私は必ず止めると誓った!そして、今は一人ではない!!」
私はアロンダイトを振い、迫りくる魄翼を全て切り裂く。
そして、それと同時に...。
「っ!?」
「...貴女を止めようとする従者は、私だけではありませんよ?」
三筋の砲撃魔法が、ユーリを襲う。
...ただ、防御魔法によって防がれましたが。
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