暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
第39話「決戦の時」
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てしまった。

  ...けど、それで十分!

「はぁっ!!」

「っ..!」

     ―――ギィイイン!

  転移魔法で後ろに回り込み、リヒトでシュネーに斬りかかる。
  シャルで防がれるけど、これでこっちはオーケー。
  そして....。

「はっ!」

「っ、なっ...!?」

  同じく、ユーリの方も、サーラが転移魔法で不意を突くように斬りかかる。
  防御魔法で防ぐユーリだが、相手がサーラだという事に驚いたようだ。

「そっちは任せたぞ!」

「はな...せ....っ!!」

  拘束魔法でシュネーの動きを阻害し、そのまま転移魔法でその場から離れる。
  これで互いの戦いの邪魔をする事はなくなっただろう。









       =サーラside=



「....行きましたか。」

  私は主...ユーリと対峙する。

「『予定通り、あなた方は援護に徹してください。』」

『分かっておる。前に出た所で、ユーリの攻撃は防げぬゆえな。』

  ユーリを盟主と定めた紫天の書のマテリアルと名乗る三人は、私の援護に徹するようにさせる。

「......サーラ...?」

「...一体、どれほどの時間が経ったのでしょうね。...お久しぶりです。我が主よ。」

  ...見た目は変わらないが、私には分かる。
  ユーリは、私が死んでから何度も何度も絶望し、心が摩耗したのだと。

「嘘だ...サーラは、千年以上前に死んだはず...。ましてや、こんな管理世界でもないこの星にいるはずが...!」

「...千年。...千年、ですか...。」

  それほどの年月、私は眠り続けていたのですね。

「言ったはずです。...幾千の時が流れようと、貴女を止めてみせる...と。」

「...っ!そうか、アロンダイト...!その剣に、自身の魂を...!」

「....その通りです。」

  さすがユーリですね。あっさりと勘付くなんて...。

「...Dr.ジェイル特製の剣です。....アロンダイトは、応えてくれましたよ。」

「....だけど、復活した所で...!」

  そう言うと同時に魄翼が私に向かって振るわれる。

     ―――ギギギギギギィイン!

「...私は必ず止めると誓った!そして、今は一人ではない!!」

  私はアロンダイトを振い、迫りくる魄翼を全て切り裂く。
  そして、それと同時に...。

「っ!?」

「...貴女を止めようとする従者は、私だけではありませんよ?」

  三筋の砲撃魔法が、ユーリを襲う。
  ...ただ、防御魔法によって防がれましたが。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ