第2章:埋もれし過去の産物
第39話「決戦の時」
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ど、今まで戦ってきた者達の中で、一番の力を誇っている。」
ユーリは防御力。緋雪は攻撃力。
互いに規格外の力を持ち、それがぶつかり合った際の衝撃は凄まじかった。
「あはははは!でも、どこまで受けきれるかな!?」
「力だけでは、私は倒せない...!」
緋雪の爪の一閃が魄翼を切り裂き、魄翼による迎撃を緋雪は拳で叩き落す。
魄翼を突破してきた攻撃は防御魔法で防がれ、受け止められる。
「切り裂け!焔斬!」
〈“L?vateinn”〉
一度間合いを離し、緋雪は焔の剣を振り下ろす。
「“エターナルセイバー”!」
―――ギィイイイン!!
それをユーリは二振りの炎の剣に魄翼を変化させ、それを交差するように受け止める。
腕力であればあっさり押し切られていたが、魄翼なので拮抗する。
「っ...その翼、邪魔だよ!」
〈“Zerst?rung”〉
しかし、緋雪は魄翼に掌を向け、握る。
その瞬間、魄翼は爆発し、一瞬とはいえユーリは無防備になる。
「終わりだよ!」
「....その程度では、闇は砕かれない...!」
無防備になった所を攻撃しようとして、横からの妨害に飛び退く。
妨害してきたのは、破壊したはずの魄翼。
「...沈む事なき黒き太陽、影落とす月。....故に、決して砕かれぬ闇。」
「....圧倒的防御力と“闇”の再生能力....か。」
魄翼を破壊してきれないと、緋雪は理解し....。
「...あはっ♪」
...嗤った。
「つまりそれっていくらでも壊せるって事でしょう!?あぁ!嬉しい、嬉しいわ!いくら殴っても易々と壊れないなんて!」
「...先に、お前が壊れる。」
「それがどうしたの!?もう私は壊れてるよ!...とっくの昔にね!!」
再度、二人はぶつかり合う。
―――かつて救われなかった者に、救いを....。
=優輝side=
「(...これは.....。)」
爆発するような衝突音。シュネーとユーリが戦っているのだろう。
「(常人であれば、割込みたくない場面だな。)」
僕達はシュネーたちが戦っているのが見える所まで来ていた。
明らかに割込めない戦闘だが....。
「...行くぞ!」
僕の合図で、まずシュテルとディアーチェが強力な砲撃魔法を二人に撃ちこむ。
「「っ!」」
もちろん、不意打ちとは言え、分かりやすい攻撃なので、魄翼に防がれ、レーヴァテインで切り裂かれ
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