Side Story
少女怪盗と仮面の神父 6
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斜面に建ち並ぶ木造二階建て家屋の群れを見つめる。
悪党の害意なんかで、此処に住まう村人が一人でも欠けたりしないように。その為に行くんだと自分に強く言い聞かせながら。
世界が夕焼け色に染まるまで、じぃっと見つめ続けた。
人は時として「当然」を忘れる。
近くにあればあるほど、何故か見失ってしまう。
この時のミートリッテがまさにそうだった。
本当に冷静で広い視野を持っていれば気付けた筈の「当然」が、足下で爪を磨いている事。
彼女はまだ、知らない。
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