宇宙編
月決戦編
第30話 生命
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静止を振り切り敵機を追うザクIII改のスラスター光を見ながらグランは、コンソールに拳を叩き付けた。
「追ってくるのか…ならば仕留める??」
編隊から離れ、デブリも少ない月外周の宙域。
「墜とさせてもらう??」
ライフルから吐き出されたビームが脚部を掠めるのと同時に、機体を振り返し、ザクIII改のライフルを二つ斬断するレギーナ。
その紫の機体色の手から形成されたビーム刃がザクIIIを切り裂く直前に、頭部のバルカンが火を吹く。
「どうして…」
黄金色の弾丸がバイザーを破壊し、ピンクのモノアイが露わになったレギーナから距離を取り、離れたレギーナを追う形でスカートアーマーのビーム砲を放つ。
「どうして?」
虚空を舞う貴婦人を撃つアイラの心に、黒いヒビが刻まれていく。
「どうしてそんなに哀しい戦い方をするの…!」
「退けない…墜ちろ??」
放たれたビーム光とビーム光が交差し、二つ生命の炎が強く輝いた。
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