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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第225話 太陽
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、きっと光り輝いている、って思えるんです。スリーピング・ナイツは、永遠ですよっ」
その言葉を訊いた途端、目頭が熱くなる感覚がした。感情をこの世界ででは、隠す事は出来ない。だからこそ、目には、涙が溜まっていた。 それをゆっくりと拭い、少女ランは、話を続けた。
「……私の方こそ、会えて、本当に嬉しかったです。初めて出会ったあの日から、ずっと……力を、わ、私達は、本当に、沢山貰いましたから。……ふふ、だから もう 何度言っても言い切れない程ですよ? ……初めて会ったあの時の、あなたの
笑顔
(
・・
)
に、私は、私たちは救われたんです。暗くなっていた。眠り続けるだけだったかもしれないのに、立ち上がる事が出来た。
眠れる騎士
(
スリーピングナイツ
)
になれた。それも、全部……」
「あはははっ、それは大げさですよ? ただ、私は……初めて出会ったあの場所ででも、わたし、日向ぼっこをしていただけなんですから。……そこに、彼女が来たんです。……ふふ、今でも鮮明に思い出せます。……だって、話をしてみて、太陽に負けないくらい、輝いてる笑顔を見せてくれたんですから」
そう言って肩を数度叩いた。
彼女
(
・・
)
は、ある時期からの記憶が欠落している。話によればそれは事故でだったとの事だった。そして……更に追い打ちをかける様な事態にも見舞われたけれど、今のその言葉には嘘偽りはない。
――……今がとても楽しいんだから。素敵な人たちに囲まれているんだから。
でも、心の片隅にひっかかりがあるのは事実で、その事は何も言わなかった。皆に不安を与える訳にはいかないから。
「それにですよ? ランさん。何よりも……私、《ユウキ》を見てると、どーしても、落ち込んでられませんし。ふふ、ほんとに色々と面倒見なきゃですからね?」
「ぷっ あ、あははっ……、それ同感ですよ。私もですから。んーと、不詳な妹ですが、これからもよろしくお願いします」
ちょこん、と頭を下げた少女ラン。そして……返ってくる返事も想像通り、全く変わらないもの。
「はいはいっ! 任されました! いーえ、ユウキの事なら、寧ろ喜んでっ!」
2人ともが大好きなのだから。
「「ぷっ! あははは!!」」
最後には、堪えきれなくなって、思わず笑ってしまう。
妹――……そう、《ラン》と呼ばれる少女と《ユウキ》と呼ばれる少女の2人は姉妹なのだ。
彼女は、メンバーの内でもランとユウキが1番長く時を共にしている。
姉妹であるから、生まれた時から一緒である双子。出会った時も一緒だったから。皆仲良しだし、順番なんてあまり関係無いのだけれど。
そして、話題は ランとユウキの話になった。
「それにしても、以前
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