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ソードアート・オンライン 〜story of Liebe~
第2話
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入学してからもう大分経ち、もう5月に入ろうとしていた。桜も未だに綺麗に咲き続けていて天気もよく、昼寝しそうな素晴らしい環境になっている。
周りは色々な生徒が入学最初の方にあったテストの結果の話をしたり部活の話などをしていた。
そんな中この俺篠崎蒼空は……一人で外を眺めていた。
あ、別にボッチとかじゃないからね?ホントだよ?隣がね……
隣の紺野木綿季はというと
「木綿季は部活とか決めた?」
「ううん、ボクはまだ。結構悩んでるんだ〜。色んなことしてみたいし」
「ならさ、ならさ……」
と周りに群がっている男女数名と会話していた。木綿季は明るい性格と接しやすさ、そして容姿からクラスで人気者になりつつあった。
学校内で人気が広がるのは時間の問題かもしれない。
今日の帰り道も木綿季と一緒に帰っていた。
あれだけの人数の輪の中心なのに俺と帰ろうとするこいつの考えが分からない。
別に嫌なわけではないが……
「蒼空はさ、どこか部活に入ろうとか考えてるの?」
「俺か?別にどこにも入ろうとは思っていないしな。お前ほど運動神経いいわけでもないし」
「でも蒼空は武術的なことしてたよね?そういう系もやらないの?」
「……いや、あれはもういいかな」
「……あ。ごめん」
顔を俯かせてしまう木綿季。
空気が少し重くなる。
「なんでお前が謝るのさ、気にすんなよ。まぁ、部活とかは今はやるつもりはないよ」
未だに木綿季は顔を俯かせて何も喋らない。
「だぁ!何でお前がそんなに元気なくすんだよ!お前に落ち込まれると調子狂っちまう!」
「でも……」
「いいか木綿季?別に俺は後悔なんてしていないんだぞ?俺は別にお前に怒ったりなんかしなかっただろうが。元気だしな」
「……うん、わかった」
やっと戻ってくれたか。こいつが落ち込むとどうも気が狂う
「あとな、木綿季」
「ん、どしたの?」
「俺はあんまり下を向くのが好きじゃないんだよな。実際に下を見たって何もないし、順位にしても下の順位をみて慢心するだけ。だから上を向くのがいいんだぞ?」
「はは、そうだね!確かにそうだよ!」
「辛いときは前を見てみろ。支えになってくれる人がいる。その人たちと上を向けばいい。俺はそうやってきたしこれからもそうするつもりだ」
というと木綿季が笑顔になった。そしてその笑顔でこう言った。
「じゃあ、ボクも蒼空を支える人かな。えへへ」
「なぁに言ってんだ。お前は支えてもらう方だろおばあちゃん」
「誰がおばあちゃんだ誰が!ボクはまだ若いんだからね!」
と怒りながら走って木綿季が追いかけてくる
こいつマジ
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