暁 〜小説投稿サイト〜
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第四十八話 石川少佐!ポエムはいいぞ!!その十二
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「これから」
「わかりました」
「ではこれからです」
「連中の性根を見せてもらいます」
「あらためて」
「おう、存分にみろ」
「俺達の輝かしい勝利をな」
 二人は観衆達に悪びれず返した。
「このスーツ舐めるなよ」
「俺達のスーツは無敵なんだぜ」
「どんなことも完璧に出来る」
「能力を最大限まで引き出すんだよ」
 人の中にあるそれをだ。
「その最高の能力でな」
「今回も勝つぜ」
「そして今回も精々悔しがれ」
「俺達の勝利を見てな」
「完全に悪役だな」
「ああ、その台詞だよな」
 観衆の人達は二人の言葉を受けて言った。
「最初からヒーローじゃなかったけれどな」
「全然ヒーローらしくなかったにしても」
「本当に下衆だな」
「下衆にも程があるだろ」
「悪態とかつかずに黙って戦えよ」
「少しはな」
 悪態を言い続ける二人に言う、そうした話をしながらだった。
 勝負ははじまった、ジャスティスカイザーも日帝衆も定家さんが出していく題目を下に和歌を書いていく。
 一作一作ごとに勝負だった、その判定は。
「引き分け」
「互角とします」
 審査員の六歌仙の幽霊の人達がそれぞれ言う。
「残念ですが」
「引き分けです」
「日帝衆の方々の勝ちではありません」
「実に忌々しいです」
「おい、今度は六歌仙かよ」
「古都奈良に六歌仙勢揃いか」
 二人は審査員席の六歌仙も見て言った。
「今回豪華だな」
「定家さんに六歌仙って豪華過ぎるだろ」
「思いつきにしても出し過ぎだろ」
「豪華過ぎるぞ、ゲストが」
「というかこの作品本当にヒーローものか?」
「英霊ものかよ」
 あまりにも多くの偉人の幽霊が出るから言うのだった。
「何か凄くなってきたな」
「和歌を詠むにしてもな」
「審査員が豪華過ぎてな」
「しかも絶世の美女までいるぜ」
 言うまでもなく六歌仙の紅一点である小野小町だ、顔は仲間由紀恵さん風で声は堀江由衣さんが望ましい。
「声いいよな」
「作者堀江さん否定したしな」
「やっぱり堀江さんいいぜ」
「井上喜久子さんも素敵だけれどな」
「是非初夜はこうした人と」
「平安の雅な中で」
「丁重にお断りします」 
 堀江由衣さんの声での返事だ。
「絶対に」
「ああ、そういえばこの人まち針って言われてたな」
「小野小町の町が『まち』でな」
「まち針って穴がないからな」
「そうなるな」
「少なくとも貴方達の様な下劣な方々はです」 
 絶対にという返事だった、今回も。
「何があろうともお相手はしません」
「日本の歴史上屈指の美人からもお断りか」
「俺達もスケール大きいな」
「というか岩崎さんにも信長さんにも嫌われて」
「俺達日本の偉人さん達からも嫌われてるな」
「嫌われ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ