4話
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元へ行き、武空術で飛び上がったのだ。
「おい、みゆき。いい加減に目を開けろ」
悟飯は恐怖で目を瞑るハッピーに声をかける。
「う?ご、悟飯君?……って、浮いてる!浮いてるよ!」
自分の状況を理解したハッピーは、あまりの高さに驚き、悟飯に強く抱きついた。
「みゆき。大丈夫だから、落ち着け」
ハッピーを落ち着かせようとする悟飯にキャンディーが声をかける
「ア、アカンベーが来たクル!!」
目を向けると、アカンベーは跳躍してこちらに向かってきていた。
「ふッ!!」
悟飯はそれを目から気合い砲を放つことで、再び地上に叩き落とした。
「……すごい」
悟飯の力を目の前で見て、改めて悟飯の凄さを実感した
「それで、さっきの話の続きを聞かせてくれ」
「あ、うん。えっとね…」
ハッピーは、キャンディーから聞いた話を全て悟飯に話した。
ロイヤルクイーンの事、キュアデコルの事、バッドエンド王国の事、プリキュアの事、
「……なるほどな。そういう事なら俺がアカンベーの動きを止めるから、みゆきにはトドメは任せる」
「うん!頑張るよ!……だけど、どうやってアカンベーを倒すの?」
「ハッピーシャワーで浄化するクル」
「ハッピーシャワー?何それ?」
知らない単語に首をかしげる。
「プリキュアの癒しの技クル。これが当たれば、一発でアカンベーを浄化出来るクル!!」
「何それ!すご〜い!よし!頑張るよ!……あ、悟飯君。プリキュアの時は『みゆき』じゃなくて『ハッピー』って呼んでよ」
やる気満々の顔から一変、不服そうに口を尖らせる
「え?あ、ああ。分かった」
よくは分からなかったが、本人がそうして欲しいならそうしようと了承した。
「それじゃあ、地上に降りるぞ。しっかり掴まってろよ」
「うん!…………ん?」
悟飯の言葉に元気よく頷いたが、掴まっていろという言葉に疑問を憶え、自分の状況を再確認する。そして、理解した。
「(こ、これは、お姫様だっこという奴では!?)」
『お姫様だっこ』
それは、女の子なら誰もが憧れるシチュエーションだと、彼女は思っている。
「(し、しかも、空を飛んでるうえに、すごく強いスーパーヒーローみたいな人に)」
勿論、誰でも良いわけではない。全く好意のない相手にやられても、逆に嫌悪感が湧き出るだろう。
その点、悟飯は問題なかった。出会って1日も経っていないが、それでも良い人なのは分かったし、自分とキャンディーを守ってくれた。嫌う要素など無い。
「(うぅ、そう考えると、顔がすごく熱くなってきたよ〜)」
きっと今、自分の顔は真っ赤になっているんだろうと容易に想像がついた。
そして、案の定
「どうした?ハッピー。顔が赤いけど、何かあっ
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