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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第5話 魔女と呼ばれし少女、アーシアの悲しき過去
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しました。
でも私にはひとつ夢があります、それは一人でもいいから私と友達になってくれる方がほしかった事です。でも私を見る目は異質を見る目…そんな人は現れませんでした。
そんなある日でした、私は怪我をしていた悪魔を見かけました、悪魔は敵だと教わっていましたが怪我をしている人を見捨てたくないと思いその方の怪我を治してあげました。ですがそれを教会の関係者に見られてしまいました。
「悪魔を治しただと!?」
「そんなことはありえない!」
「聖女ではなく魔女だったのか!?」
「汚らしい魔女め、悪魔の手先だったか!」
人々から聖女と称えられていた私は「魔女」として人々から恐れられ教会から追放されてしまいました、そして行き場を無くした私は堕天使の皆さんに拾われました。
私は主への祈りを忘れたことは一日だってありません、でも私はあっさりと捨てられました、これは主の与えた試練なのでしょうか?そうですよね、私がバカだからこんなことになっちゃったんですよね……
そんなある日私は日本という国に行くことになりました、教会の場所がわからずオロオロしてどうしようと思っていたとき……
「おい、大丈夫か?」
そう声をかけてくれたのはイッセーさんという方でした、見ず知らずの私に何の躊躇いもなく教会に連れて行ってくれると聞いた私は嬉しくて泣いちゃいそうでした。誰かにやさしくされたのは本当に久しぶりでしたから……
彼は不思議な方でした、私の力を見ても異質と見るどころか何か心配するような目をしていました。私を教会に送ってくれた彼は何の見返りも要求しないで気にするなと言って去っていきました。
もし教会にいた時にイッセーさんと出会っていたら……
私と友達になってくれたでしょうか……
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ーーー
「……夢?」
何だか懐かしい夢を見たような気がします…あれ、私は何をしていたのでしょうか?
確かフリード神父と悪魔と契約した方の家に行きそこでし、死体を見てそれから……
「……?」
何があったんでしょうか。ううっ……頭が痛いです、ズキズキとします。とにかく教会に戻らないと。私はベットから出ようとしましたがあることに気がつきました。
「お菓子……ですか?」
私がいた部屋は至る所がお菓子でできていました。壁はクッキー、チョコの柱、わたあめのベット…子供の頃に見た絵本の世界のような光景が広がっていました。
「私はまだ夢を見ているのでしょうか?」
目の前の光景が信じられない私は自分のほっぺたをつねってみます…あうっ、痛いです
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