第2章 VS武偵殺し
6.終わりの始まり
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。
50機による一斉射撃は、行われなかった。
『あややー!ちゃんと機能してなによりなのだー!!』
そこに、突如聞こえた子供声。その発信源は俺の携帯だった。
「おお、なんだ通話機能もあるのかコレ」
『違うのだ!これはただの通話なのだ!電波がようやくつながったから勝手に繋いでみたのだ!』
「やっぱ天才のやることは違うね」
『このくらいなら少し勉強すればバカな岡崎君でもできるのだ。あ、でもモールス信号はちゃんと勉強するしてたみたいだから偉いのだ!』
「ああ、あの『・』な。たまたま授業で勉強してたところだったからよかったよ。まぁ解読にはかなり時間使ったけど」
今話しているのはボタン型監視カメラの機能、映像、GPS以外のもう一つの機能のことだ。それは、モールス信号を送信、受信できるものだった。
俺は携帯を置いてあるセグウェイに近づきつつ通話する。相手は、あの平賀文。というかこいつ俺のことバカって言ったな。あとでとっちめてやる。
「んで、全部できたのか?」
『なのだ!自律型だったから一つ一つやらないとダメだったから時間かかったけど、岡崎君のクサイ台詞で時間を稼いでくれたから問題ないのだ!』
「なに言ってんだ。俺の言葉は女神でも落とせるぜ。やってやろうか?」
『うわぁー女神とか言ってる時点で気持ち悪いのだ』
「男ってのはみんな女神とかバニーが大好きなんだよ。おら、時間かかったお礼に今度俺にお前のバニー姿見せやがれ」
『うわ!?手伝ったのにお礼しろとか岡崎君クズなのだ!しかも要求がただの変態なのだ!?!?』
「ちょ、ちょっと待て!一体なにが起こってる!?」
俺と平賀の会話を武偵殺しが邪魔してくる。なんだよ、今大事な交渉中なのに
「なにって、ハッキングだ」
「ハッキング…!?」
「ああ、平賀が俺の携帯を通してハッキングしたらしいぞ。俺もよくわからんが。俺は平賀の言う通りセグウェイの上に携帯を置いてコードを適当に繋いだだけだ」
今すべてのセグウェイもどきが俺の方へ向けていた銃口を武偵殺しの方へ向けている。そのうちの一つ。俺が持ち物を置いたセグウェイに携帯からコードが繋がれていた。
『ヘイキ ウバウ コードヲ ヒトツニ ツナゲテ』
モールス信号にはこう書かれていたのだ。…充電コード持って来ててよかったわ…。
「なっ、そ、そんなの不可能だ!そもそもどうやって携帯から、しかも機械全てにーー」
「そんなの俺が知るかよ。というか、多分平賀自身に1から聞いてもわからんと思うぞ?まあ、実際できてるわけだからなんか理論はあるんだろうが、天才がやってるんだ。俺たちには理解できないようなすげーことしたんだろうさ」
「………ちっ、結
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