第2章 VS武偵殺し
6.終わりの始まり
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「ーーはは、これ、俺がやったんか」
それからしばらく。GPSを辿ってゆっくり進んでいると。あの一直線の通路についた。先ほどの戦闘で明かりが破損して暗くなっているが、少なくとも10機は残骸になっているだろう。
「もしかして俺って、死にかけると覚醒する何か力あったりするん?」
俺は冗談半分にそう言って、杖代わりにしていたマシンガンを捨て新しいマシンガンを拾う。先ほどのはもう弾が無くなっていたのだ。
まあ正直覚醒とかそんなこと微塵も思ってないが。ほかに言うなら死に際の馬鹿力ってやつだ。
と
「あり?これって」
そのマシンガンの先になにか光るものがあった。また携帯か?と近づいてみるとら元の大きさにもどっているスーパーボールだった。確か破裂していたからもう使えないもんだと思っていたが
「まあ使えるなら取っとくか」
俺はスーパーボールをポケットにしまうと後ろを確認する。
おかしい。
先ほどからゆっくり進んでいるのにまったくセグウェイと会うことがない。ここで倒したのはせいぜい7機ほど。その前の20機とあわせてもまだ半分近くが活動していると思っていたが…。
「ま、いないならいないで、楽でいいんだけどな」
そう言って俺はまた携帯を見つつ、ゆっくりと進み始めた。
ーーーーー
「ぜぇ………ぜぇ………」
血をポタポタと落としながら少しずつGPSを辿ってやっとあの入り口前の大広間にたどり着いた。
結局あの後もセグウェイに出会うことが無かったが…いまは、そんなこと考えることすらままならないほど頭がぼやける。血を流しすぎたようだ。
腕もブランと垂れ下がったまま痙攣してほとんど動かない。なんとかマシンガンを1つを杖にして来たが、かなり体力を消耗してしまった。
老人が杖を大事にする気持ちがかなりわかったね。
頭がぼーっとしている俺は、この大広間にもセグウェイざ見当たらないことをラッキーとしか思えなかった。そして、目的のアレのもとにたどり着く。
灯油のタンクだ。
機械の設備やら地下の機材から考えてどこかに置いてあるとは思っていだが
「少ない…な」
タンクはたった一つ。これだけ爆発させても残りのセグウェイ全てを破壊するにはこれにベタッと全てくっつけさせるぐらいしかないだろう。
だが、まあ敵がいないなら、なんの問題もない。
敵がいない以上もう帰りたいという一心で一歩一歩少しずつ出口へと向かう。
「なるほどね、灯油を使って私の力作達を破壊したかったのか、考えるじゃないの岡崎修一」
その時、入り口から聞きなれない女の声が聞こえた。
俺は声をかけられてようやく気づくことができた。すでに体は限界、目
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