第2章 VS武偵殺し
5.EランクのサイカイVS武偵殺し
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はGJグッジョブってとこだな」
これでおそらく+10機ほどの破壊に成功したようだ。
さて、うかうかしてらんないぞ・・こんだけデカい爆発音のあとだ、きっとほかのセグウェイ達もこちらに来るだろう。
俺は身を潜めていた機材の名前を確認しつつ、その場を離れることにした。
「・・・これでもない、か」
セグウェイを暗視スコープで相手を先に確認しつつ、物陰に隠れながら、機材を確認していく。この工場には絶対にあるはずなんだけどな・・。それにしても機材に隠れることで目を反らせるのもラッキーだ。熱感知機能とかついてたらおじゃんだったわ。
次の角をそっと覗くと・・・そこは50メートルほどのまっすぐな道だった。左右はただの壁で隠れれるような場所はない。
「まじかよ・・」
俺はまた物陰に隠れ対策を考える。20機ほどの破壊はできたにしても、まだ80機はいる。今も後ろを通っているし。あの直線をダッシュしても必ず見つかってしまう。・・だが戻ることも避けたい。今のところすべての道にある機材を確認していたが、目的の物は見つからなかった。つまりこの先にある可能性が高いわけだ。
「・・・んじゃあ、ま、カケてみるか。こいつに。運要素もあるけどな」
俺は手に持ったあるものを弾ませた。
「ーーーこれでよしっと。ほー、こんなおっきくなるもんなんだな」
俺はセグウェイが通り過ぎたあと、その直線の道に来ると跳ねるたびに大きくなるスーパーボールをバスケのドリブルのようにずっとポンポンしていた。そしてそれはあっという間に大きくなり先ほど俺の通った方の道を完全に塞いだ。ただ重さは変わらないようで今もなお天井と地面とを跳ねて飛んでいる。どのくらい大きくなるのかはカケだったがなんとかなったようだ。
「これ、俺んちでやってたらやばかったな」
そんな感想を漏らしていると
『障害物、障害物、回避不可、回避不可!駆除します!!』
スーパーボールの先にセグウェイがいるらしい。やっば早かったな。
俺はスーパーボールが破壊されるより速く50メートルを抜け出そうとした
が
『侵入者発見!!侵入者発見!!死んで下さりやがれです!!死んで下さりやがれです!』
「・・・ちっ!!」
その先の曲がり角のほうからもセグウェイのグループ(おそらく10機)がやって来た。
後ろはスーパーボールが道を塞いでいる。完全に囲まれてしまった。
「だったら!」
自力で倒す。先ほど20機倒すことができたのだから、このくらいの数ならいける!
妙な自信が俺の中にあった。先ほどまでは4機だけで尻込みしていたのにだ。これが自信ってやつだな懐かしい。中学時代の剣道の試合の時のような感覚だ。
久
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ