第2章 VS武偵殺し
5.EランクのサイカイVS武偵殺し
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ように調節しながらかけた後
俺はその線の先端に小型銃の銃口を浸す。
そして次のセグウェイのグループがその水を踏む瞬間
「冷却弾っ!!」
俺は小型銃に込めておいた冷却弾を発砲、弾に当たった水がみるみる内に凍っていく。
そして
ギュルギュルギギギギ!!
いきなり摩擦のなくなったタイヤがスリップして先頭の二機が横に倒れる。そして、勢いの止められなかった後ろの9機がその倒れたセグウェイに躓き倒れていく。
そして
「はっはっは!燃えろ燃えろ!火炎弾!!」
男のロマン、火炎弾を発砲した。
これにより凍っていた水が火の勢いを底上げし、9機のセグウェイをぶっ壊す予定だったのだが
カン!!っと音を立ててセグウェイ一機に当たり、その装備を壊した弾はそのまま貫いた後
ドスッ!!っと壁にめり込んでいった。爆発せずに。
「・・いやドスッじゃねーよ!燃えろよ火炎弾なんだろコラぁ!!かっこつけちまった俺の身にもならんかいボケ!!」
どうやら平賀の不良品を当ててしまったようだ。俺はロマンが生まれなかったことに本気で泣きつつ。壊したセグウェイを持ってほかのセグウェイを殴り壊す。
「うっし、9機撃破っと」
のこり8機すべて壊すころにはもうとっくに20秒など過ぎており
『侵入者発見!!侵入者発見!!死んで下さりやがれです!!死んで下さりやがれです!』
「・・・ちくせうちくしょう」
俺はセグウェイからの弾丸の嵐の中、ただ真っ直ぐ逃げる。
『障害物、障害物、回避不可、回避不可!駆除します!!』
しかしそこで幸運。先ほど壊したセグウェイの残骸が邪魔ですんなり通ることができなかったようだ。
先頭のセグウェイが残骸に向けてマシンガンをぶっ放つ
「あれ・・共食いっていうんじゃないかな」
おれは思わずつぶやきつつ、後ろを振り返ると
ドオオオオオオ!!!
後ろから大爆発が起こった。
「え、なになになに!?おおおお!?」
俺はその爆風にフっ飛ばされ先の機材にぶつかった。
「・・・がッ!?!?」
肺の中のすべての空気が外に押し出されるような痛みがくる。しかしここで倒れてる訳には行かないと無意識のうちにその機材の後ろに身を潜めた。
「な、なにが起こったんだ??」
息を整えながら、女子覗き眼鏡をつかって先ほどの爆発現場を確認すると、爆発に巻き込まれたセグウェイたちが四方八方に飛び散っており、こちらから見て左側の壁が大きく穴をあけていた。あれ、これってもしかして
「・・・火炎弾、か?」
先ほどのセグウェイの発砲で擦れたことによる暴発だろう。ほう、改良したらいいものできるかもしれんぞ平賀よ。
「ま、不良品にして
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