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サイカイのやりかた #毎週投稿
第2章 VS武偵殺し
5.EランクのサイカイVS武偵殺し
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向かうのは難しいだろうし。正直絶望的状況だろう。


「でも、諦めないんだったよな。・・・ああ、俺って別に熱血主人公じゃないんだけど」

少しメタ発言もしつつ、そろそろ頑張ってみようと


周囲の状況を、整理し始めた。


《ここはある倉庫の地下、缶詰の製造をしている
もちろん倉庫としても利用しているようで温度調整はできるようだ
 敵は推定100機のセグウェイもどき、それぞれが銃を携帯し、自立して動く
 缶詰の製造には液体窒素使用
 地下は入り組んでいて複雑、さらに照明も点々とおいてあるだけなのでかなり暗い。完全把握は難しい
 道はかなり細道であり、セグウェイなら二機並ぶのがやっとだ
 100機は個別のグル―プを組んで移動しているようだ。
 セグウェイはある程度の大きさの物がある一定の距離にあると発砲する
 打撲数か所あり、あまり激しい運動は厳しい 
 
 所持品 小型拳銃 4発
     冷却弾  1発
     火炎弾  1発
     女子覗き眼鏡 一つ
     ボタン型監視カメラ 一つ
     防弾シュート 一つ
     絶対温か毛布 コンパクト 一つ
     跳ねるたびに大きくなるスーパーボール 一つ
     携帯
     ティッシュ
     飲み水 150ml 1つ》

「・・・厳しいが、アレさえ見つけきれれば、いける・・かも」

ある程度の情報把握はできた。あとは

やるだけ、やってみるだけだ。



今もなお、次から次へと道を進んでいるセグウェイども。グループつっても100機もいりゃあ、あんまりグループの間の距離なんてそう遠くないだろう。だがここでならあれが使える。

俺は機材の一つの上からセグウェイの様子を確認しつつ、そういえばと女子覗き眼鏡を取り出した。そとから中の様子が見れるほどだ。機材くらい透かしてくれるんじゃ・・・っておお!!

「これ、暗視ゴーグルつきかよ・・・!!高性能すぎるぞ、この眼鏡・・!!」

なんと眼鏡をかけた瞬間、ブンと音を立てて緑色の世界に変わった。一番高かっただけはあるし、平賀の天才的な技術なだけはある。先ほどの裸眼で見るよりよっぽどはっきり見ることができるようになった。・・・まあ、なぜか鼻がついてて外見的にふざけまくってるが・・生死のかかった戦いにプライドもくそもねーよ!


うん、ないと、思うよ?


俺ははっきり見えたセグウェイどもの列から、ある一定の途切れを見つけた。毎回約20秒ほどだが俺の前で列が途切れる。俺は小型銃に弾を二発装填し、手に飲み水の入ったペットボトルを取り出した。

「今だ」     

そして列が途切れた瞬間を狙って飲み水を通路にまき散らす。一列にまっすぐになる
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