第2章 VS武偵殺し
4.任務前の下準備
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量はすごいなと感じる。こいつに頼めば格安の値段で明日にでもほしいものが揃うだろう。
そうして通話を終えた俺は昨日からまた始めたトレーニングを行った。
もちろん自分に武偵の才能がないのは理解している。だがらだからと言ってそれを言い訳にして逃げるつもりは一切ない。
無理だ、ダメだで逃げていた自分はもう捨てたんだ。俺自身が今できることを精一杯やるしかないだろ。
そうして、ある程度のトレーニングをし終わると、特にすることもがなかったので寝ることにした。なんせ起きてたら電気使うからな。電気代の節約節約。
そして朝、潤った金で卵とベーコン、パンを買っていた俺は、また久々の贅沢な朝食にありつけていた。しかも飲み物はコーヒーときた。これはもうーー
「天国だ。間違いない」
『やだ!逃がすもんか!キンジはあたしの奴隷だあ!!』
『はーなーせ!!』
「・・・」
久々にカチンときましたよ私もね。隣の部屋がうるさい。なんだってこんな朝っぱらから、しかも俺の至福タイムで声をはりあげる。
・・ん?というか今の声ってアリアじゃね?あの声を聞き間違うわけないし。なんだって男子寮に・・。
というか、キンジ?もしかして隣の部屋キンジが使ってるのか?などと色々と考えて、まあアリアだし。の一言で片付けることにした。
・・後で会ったらとりあえずうるさいとだけは言っておくか。
そう思って時間を確認すると、そろそろ出ないとバスに遅れる時間だった。
「さてと、あいつらも乗るだろうし、そん時にでも一言ーー」
そう思って立ち上がった時だった。俺の携帯が着信を知らせて震えていた。おお、一瞬気づくのが遅れたぞ。サラ以外から電話って一年ぶりじゃないか?
などと悲しいことを思い出しつつ、番号を確認するが、番号だけで誰かは分からなかった。・・とりあえず出てみることにする。
「・・はい?」
『お、はよー!!しゅーちゃーん!!』
「おお、理子か。おはよう」
『あれ?もっと驚くと思ったんだけどなぁ。な、なんで俺の電話番号しってんだよ!?・・みたいな?』
「お前、前に俺の個人情報調べたって言ってただろうが。いまさらそれくらいじゃ驚かんよ」
『そっかそっか!ねえねえ!口座にちゃんと振り込んでたけど確認した??』
「おお!それならマジで感謝だ。サンキュな理子」
『うぃーっす!理子は約束だけはきちんと守るからね!というわけで、約束ついでに依頼も持ってきたよ!』
「あ?依頼?」
『そそ!ほーらぁ、理子が帰る時言ったでしょ?依頼があったら持ってくるって』
あれってその場限りの口約束じゃなかったのか
『でねでね!しゅーちゃんの性格にどハマりのいい依頼持ってきたんだー!興
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