第2章 VS武偵殺し
4.任務前の下準備
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夕飯はそれはそれは豪華だった。ご飯に味噌汁、さらにはしゃぶしゃぶとおろしポン酢まで完全な栄養バランス!そして野菜もキチンととれるこの瞬間、ああ、俺は生きている!!
男子寮に帰る前にコンビニに寄り、口座を確認してみると、理子はきちんと約束を守る奴だったらしく、定価の1.5倍の金が振り込まれていた。素晴らしきかな理子様!これで俺はあと一ヶ月は普通の食事にありつけそうだぜ。
そうして飯の時間という至福の時間を過ごしたあと、今日の戦闘での被害状況を確認することにした。
「ひっさびさにボロボロだな」
まずは竹刀だが、弾丸を二発も受けてしまっていた。空いた2つの穴があまりにも大きく、これでは使い物にならないようだ。まぁ日頃使ってなかったからボロくなってたってのも1つの原因だろうが。もちろん袋も同じくダメだ。この2つは処分するしかないだろう。
自転車は使ったのがサドルだけだったから被害的にすくない。サドルっていくらしたかな。まあ定価よりは安くできるとは思うけど。
小型銃は整備していただけあってまだまだ現役だ。弾は補給しないといけないが。
以上より、今回の被害は竹刀のみということだ。まあ腹に痛みがあるがじきに治るだろう。
さて、補充すべきは竹刀、袋、弾、サドル、だな。
そうして俺は、一人の女に電話かけることにした。
俺の幼馴染で、今も長崎に住んでいるあいつだ
『はいサラです、修くんですか?』
「おう」
サラ・デュ・エント。薄桃色の長髪にパッツンが特徴的な女の子だ。先ほども書いたが幼馴染の腐れ縁ってやつで、今も頻繁に電話している。本当は高校入学も一緒に来たかったらしいが俺が武偵高校に入ることになり辞めさせたのだ。
こいつにこんな惨めなところを見せたくなかったしな。
っと、そんなことよりだ。このサラには特技がある。
『なるほど、竹刀が壊れてしまったのですね』
「ああ、できれば次はもっと固くしてほしい。鉄も切れるくらい」
こいつはいい素材を集めるスペシャリストだ。基本俺のもつ資材などの調達はサラが行っている。俺のほしいものをなんでも格安で手に入れてくるというある意味一番すごいやつとも言えよう。
この俺の持っている小型銃も定価の8の値段で持ってきやがったときは驚いたね。
『て、鉄ですか・・??そうなると本物の刀とかになりますけど』
「それは無理。刀なんて重たくてずっと持ってられるか。竹刀くらい軽くて、鉄も切れるやつよろ」
『あ、はい!わかりました!できる限り探してみますね!明日のこの時間には結果を持ってきます!』
「あとサドルと弾とよろ」
『わかりました!修くん、おやすみなさい』
「あいよ」
俺の無理難題も喜んで引き受けてくれるサラの度
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