第1章 始まり
2.金が欲しくてやった。後悔は…
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の確定じゃんか。
「お前ってなによ!アリアよアリア!ちゃんと名前で呼びなさい!!」
しかも変なとこでキレとるし。
「わ、わかったよアリア。でもなんで俺なんだよ。今日の飲み物も買うかどうか悩むくらいの貧乏武偵だぞ?」
「あの機械兵器の残骸見たらわかるわよ。あんた、あの機械兵器の弱点を突いて倒したでしょ?中々の洞察力と見たわ。あんた結構強いじゃない?」
「…は?」
一年間なにもできなかった俺が、結構強い?
「たく、人をからかうのも大概にしとけよ?あんまり弱いものいじめするやつって好かれないぞ」
「はぁ?あんた何言って…」
「んじゃ、またなアリア。さっきのはその場の空気を読んだアリアなりのギャグってことにしとくからよ」
「ちょっと!待ちなさい修一!あたしはギャグなんてーー」
「いいんだってそういうのは!」
俺は思わず叫んでしまった。そう、これは俺の一年間を全てなかったことにしようとするアリアに対しての些細な抵抗だったのかもしれない。
「俺には才能なんてのはない。だから努力してんだ。実力なんてのはないってのは俺自身が一番よく知ってるんだからよ。だからあんまり期待させるようなこというな」
そういって俺は学校の方へ穴の開いたサドルをつけた自転車に乗って走った。
いてて…やっぱ銃弾は受けると痛いな…教室の前に保健室行くか。
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『へぇ………岡崎修一か。キンジはともかくあいつに4機もやられるとは思わなかったな。くふ。面白い人材見つけたか、も?』
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