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サイカイのやりかた #毎週投稿
第1章 始まり
2.金が欲しくてやった。後悔は…
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約10メートル、

俺とセグウェイの距離は約15メートルほど、

竹刀での破壊は不可能、

小型銃の弾は6発、リロードは無理、俺の腕では確実に狙うことは不可能、
セグウェイの様子、竹刀の袋が破けていたところから、どうやらある程度の大きさの動くものを追尾して発砲するように設定されているようだ》


「よし、やってみるか」

そうして俺は行動を開始した。

ーーー

マシンガンの音が鳴り止み静まり返ったその瞬間、俺は桜の木の陰から自転車のサドルをひょいっと投げた。

突然投げられたその物体に対し、セグウェイは銃弾を放つ。これにより銃口が桜の木から遠ざかった。

その隙に飛び出した俺は、竹刀を手に取ると一番近くのセグウェイに近づき小型銃を銃口の中へと押し込んだ後引き金を引いた。

射撃が苦手な俺でも、距離が0ならば俺でも命中させることはできる。

パン!!と乾いた音とともにセグウェイについていた銃の破壊に成功する。銃器のなくなったセグウェイはぐわんぐわんと動くのみ、敵ではなくなった。

しかし、破壊できたのはその一機のみ。その間に他の三機はすでにこちらにその銃口を向けていた。俺は素早く一機の銃器を竹刀で払い、銃口を逸らしたが、残り二つの銃器からの発砲は避けられない。

ババババババッ!!

「……って!?」

避けきれなかった俺の体に数発当たってしまう。
防弾制服のおかげで貫通することはなかったが痛みはある。
グラッと体が揺れ、視界が少しかすんでしまったが、ここで終わるわけにもいかない。

次が発砲されるより早く、俺はその残り三機の間に入り込むと、竹刀でよそに向けていたセグウェイの銃口をもう片手で掴み、俺の方に向かせないようにしつつ、竹刀を左の方向へ投げる。

大きく動くものを追尾する他二機のセグウェイが竹刀の方に銃口を向け弾丸を放つ間に、手で押さえておいたセグウェイの銃口に小型銃を入れて、同じように引き金を引く。

バン!と音を立てて壊れるセグウェイ確認した俺はそのセグウェイを持ち上げ残りの二機へと投げる。

竹刀を撃ち抜いたそのセグウェイ達は俺が投げた物を察知することは出来なかった。撃ち落とすことも出来ず、二機共に当たり地面に倒すことに成功した。

しかし倒しても意味がないぞと言うように立ち上がろうとするセグウェイ二機。

そこへ、最初に壊したセグウェイを振り落とす。

立つことに意識を向けてしまったセグウェイへ思い切り鈍器をぶつける。その力に敵わなかった二機についた銃器は、簡単に砕け散った。


そしてついに…


「…はぁ…終わっ…たーー!!勝ったぞこんちきしょー!!」

勝ったと自分に言い聞かせるように俺は大声で叫んだ。

手に持ったセグウ
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