1部分：第一章
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「もうダメージがでかくてさ。彼女は当分御免だよ」
「男に寝取られるのはあっても女に寝取られるのはね」
「ある意味貴重な経験だろ」
「普通はないよな」
悪魔もだ。腕を組んでこう言うのだった。
「阪神の選手が巨人に行くことと同じ位」
「それやったら殺されるからな」
だからそれはないというのだった。
「とてもな」
「そうだろ。とにかく今は彼女はいいからな」
「何だよ、折角彼女プレゼントしようと思ってたのに」
「大体あんた悪魔だろ」
「ああ、見ればわかるよな」
「悪魔と契約したら魂取られるよな」
実に古典的な話にもなった。
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