第二十五話 思わぬ再会その一
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ちゃいますね」
「そうなるね。それにしても千里ちゃんも」
今度は私が見られました。足の爪先から頭の天辺まで一通り。それからまた言われました。
「結局大きくならなかったね」
「何でそんなこと言うんですか」
「いや、その彼が大きいからね」
結局背のことは言われます。学校でも寮でもここでも。私にとって小さいということは何処に行ってもついて回るみたいです。不本意なことに。
「ちょっと思ったんだけれど」
「努力はしましたけれど」
ついつい言ってしまいました。
「それでも。結局」
「伸びなかったってことかあ」
「遺伝ですかね、やっぱり」
少し溜息が出てしまいます。
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