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ソードアート・オンライン〜Another story〜
キャリバー編
第224話 仲間の輪
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回に限り、やや意見が違った。
何故なら、クラインの言葉に応える様に、スクルドは振り返り、面白がる様な表情ではあるが、クラインにもう一度小さく手を振ったのだ。何か、クラインの手にすぽりと飛び込む。それを、クラインが受け取るのを見届けた後、スクルドは今度こそ、姿を消した。
そして 沈黙と微風だけが、この場に残されたのだった――……。
「クライン。今回に限って、あたし 今。あんたのこと、心の底から尊敬してる」
小刻みに、首を振りながら答えるリズ。
今回に限っては、同感。まったくの同感だった。
「……(んー、オレから見れば、爺やも十分大変そうだった、って思うし……それを考えると、確かにリズの言う事も間違いない、かな……)」
また、斜め向こうに考えが進んでいるリュウキ。
完全な明後日方向に考えているリュウキ。
――……クラインとリュウキ…… 2人の評価が逆転しつつ、あるのだろうか……?
騎士道溢れる仕草を見せたかと思えば、何に対しても一直線なクライン。いろいろと評価が上がってきて……、遂には 堅牢なガードを誇る女性陣も?
「無いです」
「無いですね」
「それは無いね」
「あ、あはは……ちょっと、……それは、ね」
「そんなの、ある訳無いじゃない」
「ま、確かに今回に限り、尊敬はしても、それは無いわー」
上から、リーファ、シリカ、アスナ、レイナ、シノン、リズの順番である。
なんで女性陣達が答えたのか、それはちょっと判らないけど。これに関してはキリトも。
「以下同文だな、流石に有り得ない」
「ん?? 何がだ?」
リュウキとクライン以外の皆の意見が合致。
勿論、他の2人。リュウキは判らず、蚊帳の外。クラインは スクルドから頂いた答えに身を震わせていて、考えられない状態だった。
――ともあれ。
2025年 12月28日の朝。
キリトから始まった突発的に始まった大冒険はこうしてお昼を少し回った所で終了した。
「あのさ。このあと、打ち上げ兼忘年会でも、どう?」
終わったばかりで、流石に疲れているであろう所だったけれど、これだけの大冒険だから、このままbye-byeは 少々寂しい物がある、と思っての提案だった。
その言葉にアスナはほんわかと笑う。
「賛成」
「賛成です!」
そして、そのアスナの肩で、ユイがまっすぐ右手に上げた。
「うんっ、賛成だよっ」
レイナも同じく、ユイの後に手を上げた。だが、その後リュウキの方を見た。
「あ……、リュウキくんは……? お仕事大丈夫、かな?」
「ん?」
そこが少し気になった。今回のクエストと同
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