暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第2章:埋もれし過去の産物
第38話「覚醒の時」
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
終わってない。」

「っ、ええ、そうね。」

  すぐに平静を取り戻し、まだ少し遠くに残っている妖の闇の欠片へと目を向ける。

「...ヴィヴィオとアインハルトが緋雪と戦っているわ。」

「いや、二人はもう回収済みだ。」

「えっ?」

  すると、魔法陣が現れ、そこから気絶したヴィヴィオとアインハルトが現れる。

「...ちょっと無理に回収しちゃったから回復魔法を掛けてるけどな。」

「いつの間に....。」

「...緋雪を...シュネーを救うためには、これぐらいやってのけないとな。」

  どこか決意のある瞳で優輝は緋雪がいるであろう方向を見る。

「...それと、これで闇の欠片は全滅だ。」

「「えっ?」」

  二人が疑問の声を上げた瞬間、遠くで大量の剣が射出される。

「術式...解析!!」

  さらに、優輝は地面に手を付き、巨大な魔法陣を展開する。

「術式...掌握、解析...完了!....決壊せよ!」

     ―――パリィイン!!

  優輝がそう言った瞬間、緋雪が仕掛けていた闇の欠片を集める術式が破壊される。

「....弾けろ。」

「....えっ?ここら一帯の魔力反応が..消えた?」

  葵は辺り一帯にあった闇の欠片の魔力反応が消えた事に驚く。
  先程射出された剣が存在していた闇の欠片を貫き、爆発して全滅させたのだ。

「っ....一体、なにが....?」

「...パ、パ....?」

  そこで、ヴィヴィオとアインハルトも目を覚ました。

「悪いな。ここから、皆にはもう一仕事する羽目になるかもしれない。」

〈カートリッジロード。〉

  優輝はそう言いつつ、カートリッジをロードし、回復魔法を全員に掛ける。

「...来たか、管理局の者達よ。」

「志導君!?無事だったの!?」

  次々と降り立つ管理局の魔導師たち。
  その中でも、司は優輝が無事だった事に驚いた。

「...君の妹はどうした?」

「...今頃、U-Dを探し回っている所だろう。」

「そうか....っ!?」

  クロノが一歩踏み出そうとした瞬間、クロノの目の前に剣が刺さる。

「...どういうつもりだ。」

「緋雪...いや、シュネーの下へ行くつもりだろう?...残念だが、お前たちにあいつと戦う資格はない。」

「なに...?」

  “戦わせられない”なら分かる。だが“戦う資格がない”という事にクロノは訝しむ。

「今のシュネーには、誰の声も届かない。それこそ、当時に聖王や覇王でさえ。....あいつに言葉が通じるのは、いつだって、いつの時代だって、たった一人だけだ。」

  そう言って
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ