暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐
第1章始節 奇縁のプレリュード  2023/11
5話 融骸の怪
[後書き]
[1/2]

[8]前話 [1] [9]本文 最後 [2]次話
グリセルダさん「わ、私はAGI型剣士だもん!? あんなの邪魔なだけじゃない!!」
スレイド「そう………なのか?(だったら、ヒヨリは一体何なんだ?)」
メイブ女王「………ぷふっ(嘲笑)」


隠しクエスト、ネームドボス回。


カラティンは第一形態な上に戦闘の特性上とても長ったらしいので大部分を割愛しました。本命は《Madb The Shoal Queen(メイヴ女王)》です。次回は彼女とグリセルダさんの死闘が繰り広げられることとなりますが、この層において場違いなモノ(オーパーツ)的存在であるスレイドがいる手前、どこまで活躍できるのでしょうかね。


さて、いきなり前触れもなく登場したカラティンとメイブ女王ですが、実は元ネタがしっかりとしているネームドボスです。ここでフワッとご紹介しましょう。読み飛ばしてもOKです。

出典は《アイルランド神話》における《アルスターサイクル》の物語群にある《クーリーの牛捕り》という作品に登場するコナハトの勇士とその二十八人の息子《クラン・カラティン》と、その女王である《メイヴ》から。

カラティンは、原作の中で隣国の侵略を食い止めるべく一対一の戦いに臨んだ《光の神子》こと《クー・フーリン(槍ニキ)》の、最後から二番目の決闘の相手です。二十八人の息子達と合体して腕を五十六本も増設、更に二十八本もの毒槍でクー・フーリンをあと一歩まで追い詰めた勇士となります。毒とか汚いし、そもそも一人としてカウントして良いのか。
でも、ピンチに駆けつけた旧友フィアハのなんだかよくわからない凄まじい攻撃で腕を斬り落とされ、クー・フーリンにトドメを刺されてしまいます。一対一とは何だったのか。誤審の香りがしますね。
とりあえず、カラティン形態ではたくさん腕が生えてたり、取り巻きを二十八体倒すとカラティンが終わるという設定ですね。あくまで雰囲気だけです。

また、メイヴはカラティンの住むコナハトという国の女王で、武芸や魔術に長けた強キャラだったそうです。旦那さんがやたら多く、仲良しの印にお酒を配ったとされています(※だいたいあってます)。カラティンの息子の人数といい、この国の家族構成は凄いことになってそうですね。ともあれ、それだけ旦那さんがいることもあって、ある日起きた夫婦喧嘩が発端でコナハトは隣国に攻め込むことになります。とんでもない対外政策ですね。その結果として隣国に捕まったり、本国送還されたり、怒ったり、忙しい人だったりします。
本作では、グリセルダさんも嫉妬するグラマラスボディにベール一枚というトンデモナイ格好ですが、カラティン同様に全身真っ黒(サ○ロースタイル)なので問題はありません。一応、カラティンの持てなかった槍で戦う《ガチンコ仕様》となっております。グリセルダさんの怒りの視線を無視する場面か
[8]前話 [1] [9]本文 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ