◇1-9◇ 始まり
[8]前話
「監察はスパイみたいなもんだ。敵の人数や目的などを隠れて探し出すのが目的だ。」
「はぁ。」
何であれ、ほのかは彼らに従ってないといけないように感じた。何もここについて理解できてないほのかにとっては反論の台詞などちっとも出てこなかった。
「まぁ、多ければそれだけ情報も集まるかもしれんしな。それで決まりだな。」
久方が腕を組みながら言う。
「あの、ちょっといいですか?」
吉野が隣で手をあげながら言う。
「何だ、賢。改まって。」
「ほのかちゃんは、特殊能力がないでしょ。でも学生だし。朝から晩までというわけにはいかないよね。」
どうやら仕事は24時間営業のようだ。
「あぁ、確かにそうだな。」
遠藤は忘れてたというような表情をする。
「え、吉野さんはどうしてるんですか?」
ほのかは先ほど吉野はDKだと言ったことを思い出して、言った。
「あぁ、僕は特殊能力持ってるから、まじない師に分身を作ってもらって、そいつを通わせてる。」
現実にはありえないことだが、思えば便利なものだなと思う。
「分身だけど、頭の中にはきちんと授業で学んだこととかが入ってくるから一石二鳥だよ。」
「すごいですね。でも私は能力がないから分身を作れないということですね。」
「そういうことだ。だから、お前はまあいえば”バイト”としてここに雇うことにする。李誠、弟に連絡を。」
「了解でーす。」
こうして、ほのかの四神守護隊のバイト人生が始まったのだった。
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