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ほね・骨 ・Bone!!〜【30万人の骸骨が、異世界に移住した結果がこの有様だよ!】
3話 国盗り物語-3 「不死王のミュージカル」
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押し殺して無理して仕えているようにしか思えない。
その光景を見た人々は恐れおののき、ヤスも背筋がゾクゾクッ!とした冷たさを感じながら
(人間を容易く蹴り殺せる化物達ですら……あの骸骨は無理やり従わせる事ができる存在という事なのかっ……!
さすが死の王っ……!?ヤスコ、ヤスノリ、お父ちゃんはどうすれば良いんだ!?)
化物の宴は続く……広場の面積に限りがあるから、そんなに激しい運動はできなかったが。
今度は、体中に触手が生えた巨大な化物達が、無数の触手を空中へと持ち上げて
「「人間達も喜べ王の復活を!神の
軍勢
(
プレイヤー
)
すら駆逐し神話となった偉大な存在を崇拝せよ!
我らは触手蹂躙軍っ!この無数の触手を持ってっ!ワルキュラ様の障害物を排除するものなり!
水場での戦いは我らに任せよ!」」
やはり太陽光のせいで、触手がフニャフニャに柔らかくなって力強さはなかった。だが、異形ども達が発する言葉に人間達は動揺せざる負えない。
多種多様なアンデッドと生者を統べる……そんな存在は現実の歴史を見ても『帝王』としか表現しようがない。
ヤスも、ようやく仕えるべき主に巡り会えたような気分がして心が高揚してきた。
(あの巨大な骸骨は神話になるような存在なのかっ……!俺、学生の気分に戻ってワクワクしてきたぞっ……!)
良い上司に巡り会えた気がした。これだけ膨大なアンデッドにやる気を与えれる存在。すなわち歴史に残る大英雄。いや、神話の再現。
普通に生きていたら、出会う事が不可能な存在だ。
ヤスには、不死者の軍勢が幸運の象徴みたいに見えてきた。
「「王とともに、最終決戦で死んだ我らも再びっ!地獄の底から蘇りっ!
我らっ!ダークエルフ技術班っ!職人としての腕を持って貢献するものなりっ!」」
肌が褐色の美しいダークエルフ達が膝をカクカクプルプル震えさせて、頑張って叫んだ。
兵士から奪った槍を杖がわりにして、なんとか立っている。
素晴らしい巨乳の美少女が多くて、日本人にはたまらんナイスバディ揃い。
ヤスも見るだけで元気になれた。どこが元気になったのかは察して欲しい。
「「今っ!ここに我らは新たな忠誠を誓う!
我らっ!デュラハン機動軍っ!圧倒的なスピードで戦場を切り裂く勇者なりっ!」」
超高価な全身鎧に魂を込めたアンデッド『デュラハン』鎧から悲鳴じみた金属音が上がっている。
体が金属で超重いせいで、余計に辛い。そんな感じだ。
重装備の兵士の問題点を、ステータスが弱体化した事で味わいまくっている。
「「永遠の絆を結びましょう!
我らっ!エルフ魔法開発班っ!この魔法を持ってワルキュラ様に更なる力を齎すものなりっ!」」
なぜか不思議な事に、これを叫んだのは美男美女のエルフの集団だった。太陽光はむしろ
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