account 5 隙有り〜♪
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ケータイ、スマホ、ってヤツが結構苦手らしくってよ〜。画像データとか無いんだわ。そういう場合、どーすんの?」
「むぐぐぐ……ま、またオマエか!」
「いーから答えろって。プレイヤーからの質問には公平に答えてもらわないとさぁ? ……んで、画像無いと、無理なんだろ? オレ、退屈ジャン」
ふぁぁ、とあくびをする男。
それを見たマーブルは、被り物をしているのにも関わらず 表情が明らかに真っ赤にさせてるであろう程、身体を震わせていた。
「オマエは、何やっても死なないんじゃ、全部ヌルゲーになるだけだ!! 画像なんか、その辺のテキトーに取ればいいじゃねぇか!! 消せないが、追加はできんだよ!!」
「おお、な〜るほど。ふむふむ……」
男は、ケータイを色々と確認をしていた様だ。
その一挙一動の全てが不快に見えるのだろう。マーブルは足踏みを続けていた。
「ま、これなら 傍観してた方が楽しめる……かな? あいつも判った筈だし」
そして、その後……男の身体は 何故か光に包まれたのだ。
光の発生に、周囲のプレイヤー達はもちろん、マーブルも自らが主催するゲームそっちのけで、光に注目――、そして 光が消え失せたかと思えば……その容姿が変わった。
「……って、このタイミングで!? えええ、そ、そんな無茶苦茶なっ!!??」
姿を変えたかと思えば、突然動揺しだしていた。
姿形が完全に変わっている。先程、巫山戯ていると言うのに、肌を突き刺す様に感じた威圧感も今は全くない。
――ただの、人間。
そうしっくりくる。
「……………」
マーブルは、表情が見えないと言うのに、どういう顔をしているのか、よく判る。
それを感じ取ったユウマは、恐る恐る声を掛けた。
「な、なぁ…… お前は今は……、ふつう……の?」
「も、もうっ!! 勝手に身体動かし回したかと思ったら、今度はそんな勝手な……っ」
話しかけるのだが、傍から見たら、盛大に独り言を言っている、見えない何かと、言い争っている完全に危ない人になってしまっている様だ。
「これがチャ〜〜ンス! ってヤツ、デスカネ♪」
ぎらっ! とマーブルマスクの奥にあるであろう瞳が光った気がした。
すると、あの何人も貫き、死に至らしめた 伸びる殺人の手が再び撓った。
うねりながら、独り言を続けている彼の方に伸び……、1秒もしなう内に、貫いてしまう。
「っっ!!??」
貫かれたことに、当然遅れて気づく彼。
「なっ……!?」
ユウマ諸共、貫かれるのか? と思ってしまったが、彼に当たる寸前で止まった様だ。
「ほっほ〜〜、おバカさんですね。一時、休憩のつもりだったんです
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