account 5 隙有り〜♪
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いてきているから……実際に動いている場面を見た事ある人もいる。
完全出鱈目な力。――二次元的な力。
―――で、でも……やっぱ、それ使うのはまずいって……。
と、今回は一瞬だけ思った様だが、別に誰も突っ込まない。
マーブルが何かを仕様としていることはわかる。そして、それが人の命に関わるであろう事も明白だ。なら、あの男が盛大に暴れてくれて、全てが有耶無耶になってくれれば助かる。と、冷静に考えている者もいたり、 中には、はやし立てようと、何度も歓声を上げたり、声援を送る者達も沢山いたりした。
その声援に応える様な事は男はしなかった。
「ん? さっさと始めろよ」
ぶっ飛ばしたマーブルを見てため息を吐く姿を見たら……被害者側も、置かれた境遇を考えれば、歓声の1つでもあげたいと思えるんだが……それでも、多少なりともムカつく気持ちがあるのはどうしてだろうか?
「お、お前がぶっと……こほんっ! ええ〜〜、次のステージですが〜〜」
相手にするのは間違い。
と言う事は先程の攻防で十分に身にしみた様なので、気にせずに先へと続けた。男もニヤニヤと笑ってはいたが、それ以上は何もしてこない様だ。
「え〜、画像! 皆さん、スマホの中にはどんな、画像、入れてますか〜?」
男の妨害もなくなった今、淀み無く次の話が始まってしまった。
落胆の声が響く中、ちゃんと《ゲーム》の説明を頭に入れようとする者ももちろんいた。
ここで、1名を上げるとするなら、当初 場の皆を止めた男。あの異常な力を持つ男に助けをこおうとした複数のプレイヤー達を止めた男、《向井ユウマ》である。
でも、……あれだけ 男がいじり倒していたら、深刻な状況に思えないのだろうか? マーブルがいろいろと 弄られていた時、《相互フォロー》でパートナーとなった。文字通り生死を共にしたパートナーとなった、《上條あやめ》とひと悶着あったりしていたのだ。
『さっきのは、正直驚いちゃったのは事実だけど、あたし、あんた個人に、なんのキョーミもないからー!』
と、互いの事を少しでも知って、上手く連携を取ろうとしていたのにも関わらず、ムカつく言い方で、拒否されてしまったのだ。あの異常人物について、お互いに驚いていた筈なのに、それも否定。『勝手に自分が騒いでたんでしょ』と一蹴されてしまった。
いろいろと腹が立つのだが、今は集中させていた方が何倍も良い、と言う事で、彼はマーブルの話に集中した。
そして、始まったのが『悪いいね! ゲーム』である。
リアルアカウントのコンテンツの1つである『アルバム』で、画像をリアアカ内で公開出来る。公開さ
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