暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン stardust=songs
アインクラッド篇
movement U 絶望と希望の二重奏
五十層ボス攻略直前
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ると、それはそれで大変そうだが。」

「あ?」

「君は単なる戦闘要員ではない。その気になれば指揮も出来るだろう。そんな部下は使いにくいのは社会でも同じだ。」

「そんなモノか?ソラは平気で俺を使ってるけど。」

「それはソラ君に才能があるか、君との相性が余程良いのだろう。私は両方だと思うがね。」

「はぁ〜〜ん。」

よく分からないがそうなのだろうか?





出発三十分前

「アマギ。」

そろそろ準備しようと思ったら後ろから声を掛けられた。

「ん?ソラ、どうした?」

「いや、ええっと、その、………、」

「?」

「あの、気を、付けて……ね?」

「お、おう。どうした?なんか変だぞ?」

「ふぇっ?あ、うん!大丈夫だよ!」

「…………?」

やっぱり何処かおかしい。

「ああ、いたいた。此処だったかい。」

「あ、シエラさん。」

首を捻っているとシエラさんが現れた。

「どうだい?《聖騎士》様の配下になった気分は。」

「………最っっっ悪です。」

「君がそこまで言うとは……余程なんだろうね。」

「……まぁ、決まっちゃったもんは仕方ないんで、頑張って見ます。」

「うん、二軍の方は任せてくれ。」

「はい、あいつらのこと頼みます。それと………、」

少し声を小さくして、本人に聞こえない様に話す。

「ソラの様子が少しおかしくて……、ちょっと気を配ってやってください。」

それを聞いたシエラさんは、何だか微妙な顔をした。

「全く君という奴は………、何にも気付かないのかい?」

「へ?」

「………いや、何でもない。分かったよ。」





sightシエラ

アマギ君が準備の為に離れていく。その背中を見つつ傍らのソラ君に声を掛けた。

「心配かい?彼が。」

「……ええ、私がついている時は心配なんてしたこと無いのに………。」

「ほーーーう。」

気持ちはよく分かる。数年前の私にも似たような経験はある。つまり………

「好き、なんだろう?彼のことが。」

「!?」

ちょっとした爆弾を投げつけると、彼女は真っ赤になってあーだこーだとあたふたしていたが、やがて小さく「はい」と頷いた。

「そうか………。」

やっぱりと言うかなんと言うか………、問題は………

「彼が相手じゃ苦労するねぇ?」

フッフッフ、面白くなりそうだ。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ