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ずかに舌をのぞかせる。
目をウインクさせ、少しいたずらな顔になった。
「今日だけだよ」
「……んっ」
ハチミツを口に含み唾液で薄めると、わずかに開いた彼女の口に唇を重ね、ねじ込んだ舌先からハチミツを流し込む。
「ん……ふぅ」
シルヴィの体温が上がり、手が汗ばみ、甘い声が漏れる。
心なしか、ハチミツ以外の甘ったるい匂いが漂い始めた。
鼻で息をしながら、シルヴィがこく、こくと小さく喉を鳴らし、薄めたハチミツを飲み込んでいく。
「……ぷ、んっ、ふう……」
長い口移しの後静かに唇を離すと、顔全体を赤く染め瞳を潤ませたたシルヴィが、小さく開けた口からため息を吐き出した。
「次はミルクだ……ん、なに? シルヴィ」
「……」
服の袖を掴む彼女が、紙にもう一言付け加える。
『先生のミルクでもいいんですよ?』
「だーめ」
「んぅ〜〜?」
こんな状態になってもまだ、はしたないおねだりをする悪い子のほっぺを軽くつつくと、ハチミツの匂いのする甘〜いため息が漏れる。
「行くよ、シルヴィ」
「????」
ミルクを一口含み唇を近づける僕に、彼女は舌を突き出して自分から唇を差し出してきた。
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