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牛、豚、山羊、魚。
小腸、盲腸、膀胱、浮袋。
色々な動物の、色々な部位でコンドームを作ってみたが、結局2人を満足させる避妊具にはなりえなかった。
「先生! 私やっぱり生がいいです! 生で入れて下さい??! 生エッチしてください????!」
「シルヴィ、ステイ! ステイ!」
絶頂不足で魚のように口を開閉させたシルヴィが僕の太ももにどろどろの股間を擦り付け、濃厚な雌の匂いを部屋中に撒き散らす。
「厚すぎると気持ちよくない。薄いと破けてしまう。……これは今までには無い新しい素材の開発が必要だ」
「せんせぇ!!!!!!????」
「あ痛っ! 歯は立てないで! シルヴィ! ステイ!! ステイってば!!!」
理性のかけらも無くなったシルヴィが、瞳いっぱいのハートマークを浮かべながら肉棒にかじりつく。
仕方なくシルヴィの膣に指を突っ込み、仕方なく30回ほど絶頂させて大人しくさせる。
「お゛ぉ……??あぁ゛……???」
「すまんシルヴィ。本当にすまん」
愛液と潮にまみれ意識を失った哀れなシルヴィの姿に涙を流しながら、家じゅうからかき集めた医学雑誌や産業新聞の山を机に積み上げて猛スピードで目を通していく。
「代わりになる材料を見つけないとお互いに欲求不満が溜まってしまう。いやそれ以前に市場からソーセージの材料が消えてしまう! ……あっ、これだ!!」
新聞の記事の1つに目を付けその内容をメモに書き取り、手持ちの本でさらに詳しく調査する。
「これとこれとこれと……これで、行けるかもしれない!! シルヴィ、なんとか持ちこたえてくれ!!」
翌日、僕は市場をうろついていた商人にメモを渡し、金はいくらでも払うからメモの材料と器具工具全てを大至急揃えるよう懇願した。
「先生、いったい何を始める気なんですか? 工場でも経営なさるんですか!?」
「僕と彼女にとって欠かせないものなんだ! 頼む! お願いだっ!」
こうしてラテックス製のコンドームが発明され、世界中にゴムエッチが普及していったという。
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