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いようにして、ね」
僕は曇ったままの彼女の頭を何度も何度も撫でた後、後ろ髪を引かれる思いで仕事に出て行った。
「ただいま」
「先生!」
家に戻るなりシルヴィが駆け寄り、強くしがみ付いて全身を密着させ、腰をすり付けてくる。
「私、もう先生に抱いてもらえないんですか!?」
「いや、そんなことは無いよ。ただし、気を付けないといけない日も出てくる」
「?」
「まぁでも、今日は大丈夫かな?」
彼女の細い身体を抱きかかえベッドに連れて行くと、ズボンをいきなり下ろして固くなったイチモツを見せつける。
「あっ?」
僕と彼女は普段よりも激しく愛し合い、汗や精液と愛液、ありとあらゆる体液でシーツをぐしょぐしょに濡らす。
激しく腰を蠢かすシルヴィが放つ匂いが、心なしか強く濃く感じられた。
「先生? 先生??」
「シルヴィ! シルヴィ!!」
その日の射精はいつもより中出しを減らし、出来るだけシルヴィの肌の上にぶちまけるよう心掛けた。
まだお互いに体力の余裕を残して、愛の営みを終える。
「シルヴィ、今日はもう終わりだ」
「ふぅ……。はぁ……、終わり、ですか?」
「2人とも疲れて寝てしまう前に、朝の続きを教えよう」
「?」
「僕が君にいっぱい出した――」
シルヴィの身体に絡み付いた白い粘液を、指でたぐる。
「――この精液の中に、何が入ってるか見せてあげる」
「あっ? すごい、オタマジャクシみたい! 先生の精子、いっぱい動いてる??」
「それが毎晩君の膣内(なか)に、何億、何十億と注がれている僕の精子だ」
診療所から持ってきた顕微鏡でシルヴィに精液の中の精子を見せる。
彼女がはしゃぎながら熱心に観察しているのと同じものが、彼女の股間からどろりと流れ落ちた。
「朝説明したように、それがお腹の中で卵子と結びついて子宮に着床すると……君は僕の赤ちゃんを妊娠する」
「はい??」
「でも、今はまだ早い。それはもっと君が成長して、大きくなってから」
「……」
顕微鏡から目を離した彼女が、恨めしそうな顔で僕をじとーっと見上げる。
「じゃぁ、やっぱり私を抱いてくれないという事ですか?」
「そうだなぁ」
僕は顎に手を当てて、ちょっとだけキザなポーズを取ってみせる。
「先生!」
「僕は医者だ、君と愛し合っても妊娠しない幾つかの方法を知っている。その1つが、外出し」
「私の身体に精液をぶっかける、あれですか?」
「そう。でもそれだけじゃダメなんだ。外に出しても、君が妊娠してしまう事があるかもしれない」
「……」
「他の避妊法も使わないといけない」
「ひにんほう?」
「コンドームとか、避妊薬とか。ほかにも危険日
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