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ガールズ&パンツァー SSまとめ 西住みほと角谷杏(暴力シーンあり)
その3
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……後ろから物凄い力で腕を引っ張られ、床に押し倒された。
 ぱんっ! ぱんっ!
 容赦ない平手が、私の両頬を襲う。
「ばかっ!」
 みほの目が吊り上がり口がきっと結ばれ、手先が震えていた。
 涙がつうっと、綺麗な頬を伝う。
「あ、あはっ」
 来た。みほが来た。
 みほの顔を見て、歓びに全身を震わせた私の下半身の力が抜け、熱くなり……フローリングに水たまりをつくった。

 私は服を脱がされ、タオルで顔と下全身を拭き清められ、暴れた時にできた手指の傷の治療を受けてベッドに寝かされていた。
 みほが暗い顔で私の横顔をじっと見つめている。
「なんで、あんな事をしたんですか」
 ああ、この声。みほの低い声、怒りと困惑に満ちたこの声、だいすき。
「……」
「会長、聞こえてますか?」
 いろんな感情が混じったみほの声が、私の耳に飛び込み、脳と身体を揺さぶる。
「……」
 ぶるぶるっ。私は全身に押し寄せる歓喜にこらえきれず、全身を震わせる。
「あの……」
「西住、ちゃん」
「はい」
「ごめん、私もう、普通の西住ちゃんじゃ生きてけないんだ」
「普通の……?」
「戦車乗りの血……狂った西住ちゃんに、身も心もボコボコにされないと、ダメになっちゃった」
「……」
 そっと手を差し出す。さっき私の頬を叩いた手が優しく握り返してくれる。
「ねぇ、みほ……」
「駄目です、もう会長を傷つけたくないんです」
「やだ。お願い」
「……」
 みほの困惑した瞳が、しばらくの間宙をさまよう。
「……」
「お願い」
「……じゃあ、会長が私を……」
 言うなり、みほが制服のリボンを解き、脱ぎ捨て、裸になる。
 みほの体臭……ここまで全力で走ってきた汗の甘酸っぱい匂いが、私の鼻腔を思い切り刺激した。
 ベッドの脇に腰かけ、しなだれてくる。
「犯して下さい」
 眉を曲げ、瞳を潤ませた切ないみほの顔。
 私の中で何かがはじけ飛ぶ。
 身を起こしみほの肩に両手をかけ、身体をベッドに引き倒した。

 そこから先の事は……よく覚えてない。
 みほの唇を貪り、胸を貪り、舐め、吸い、飲み、嗅ぎ、互いの名を何度も呼び合った。
 泣きながらみほを責める私の涙を、舐め取ってくれたような気もした。
 気が付けば、互いの流した液体でひたひたになったシーツの上で抱き合い、みほの胸の中ですすり泣いていた。
「ごめんね、ありがとう、ごめん、ありがと、みほぉ……」
「私も、会長の想いに気付けませんでした、ごめんなさい」
「みほ、あのね、おねがいがあるの」
 顔を上げ……今は穏やかな微笑みを浮かべるみほの目を、じっと見つめる。
「わたしとつながってるとき、かいちょうってよばないで、なまえで、よびすてでよんで」
「え……」
「おねがい、
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