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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第33話 友との出会い
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だ。
それがいつの日か急に仲が悪くなり、会う度に言い争いをするようになった。

「ん?何をにやにやしているんだ?」

「いや、別に何も」

なぜ笑っているのかわからず俺は首をかしげる。

「それにしても《繋姫》も《狩人》も毎回毎回飽きないね」

「まったくだ。そろそろ止めに行くか」

俺は立ち上がり扉へ向かおうとした瞬間、バタン!という音と共に扉が勢いよく開き、赤髪の少年が息を切らしながら入ってきた。

「カ、カゲヤ兄!助けて!ギン兄が!軍に!」

俺は目に涙を浮かばせながら叫ぶ赤髪の少年、レンに駆け寄るとなだめるようにそっと言う。

「落ち着けレン。まずは深呼吸してゆっくり話せ」

「う、うん……」

レンは目を閉じ一度深呼吸すると落ち着いたのかゆっくりと話し始めた。

「大変なんだ。ギン兄達が軍の奴らに捕まっちゃって……」

「場所は?」

「東五区の道具屋裏の空き地にいるんだけど、軍が10人くらいで通路をブロックしてるんだ……」

「よし、わかった。お前達はここで待っていろ。必ず助けて戻ってくる」

「頼んだよ。カゲヤ兄ちゃん」

「ああ……すまないクロード。少し行ってくる。話の続きは帰ってきてからでいいか?」

「構わないよ。早く行ってあげな」

「すまない」

最後にクロードに謝罪しすぐに部屋から出ると、階段には向かわず手摺を飛び越え1階に飛び降りる。
着地と同時に地面を蹴り正面の二枚扉へと走る。
扉は開け放たれており、その奥では数人の少年が走っているのが見えた。

キリト達は先に行ったのか

「急がないとな」

俺はそう呟くと教会を飛び出した。


















クロードside


もう少しカゲヤ君と話をしたかったな

開け放たれたままの扉を眺めながら不意にそんなことを思った。

「話は終わったの?」

いつの間にか部屋に入ってきていた狩人が壁に寄り掛かりながら尋ねてきた。

「途中で終わったよ。出来ればもう少し話をしたかったな。そっちはどうだったんだい?」

「ふん。あんなガキどうだっていいわ!」

「どうして繋姫のことそこまで目の敵にするんだい?」

「あの子が気に入らないのよ!寄生虫みたいにカゲヤ君べったりくっついて……それに私は結婚なんて認めないわよ!」

「はぁー……もう仲直りしたらどうだい?というか、むしろ仲直りしてほしいものだけどね。昔のようにパーティーを組んで一緒に攻略がしたいからね」

「私はごめんだわ!……今度会ったら矢で脳天をブチ抜いてやるわ……」

狩人は最後に一言「先に戻ってるわ」と言うと部屋を出て行った。

「どう
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