第四十八話 石川少佐!ポエムはいいぞ!!その四
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「場所は若草山よ」
「ああ、奈良のか」
「あそこか」
「作者も登ったわ」
小学生時代だ、疲れた思い出がある。
「あそこの麓で勝負よ」
「よし、奈良か」
「やってやるか」
「そういうことで決まったから」
書いているその途中にだ。
「一週間後あそこでも会いましょう」
「奈良市に行くのもすっかり馴染んだな」
「東大寺も行ったしな」
「奈良市って観光スポットが集まってるからな」
「だよな、市内の結構狭い場所にな」
「奈良県全体では散らばってるけれどね」
奈良市に橿原市、桜井市に明日香村、それに宇陀市に吉野とだ。郡山市には郡山城があり天理市には天理教の教会本部がある。
「航空自衛隊幹部候補生学校は離れだけれど」
「いや、あそこ観光には行かないだろ」
「奈良市の人もあまり見てないぜ」
「あと天理教の大教会もあるぜ」
「奈良大教会とか治通大教会とかな」
宗教関係が充実しているのは流石である。
「奈良市は本当に色々あるよな」
「当然って言えば当然だけれどな」
「その奈良市か、今度も」
「じゃあ観光も楽しむか」
「近鉄奈良駅の前の商店街行ってな」
「あの辺りで飯も食うか」
「商店街からちょっと行けば面白いお店も多いのよね」
それもまら奈良市の魅力である。
「だから何度観光に行っても楽しめるのよ」
「ああ、大阪や京都、神戸と一緒でな」
「やっぱり奈良はいいぜ」
「作者も何度も行ってる魅惑の街」
「だから読者も行けよ」
「最高の街だぜ、奈良市」
二人で読者にもアピールするのだった。
「いいな、それじゃあな」
「楽しめよ」
「飲めるお店も多いぜ」
「江戸時代の町並みも楽しめるぜ」
「あと鹿もいるぜ」
「これはどうでもいいけれどな」
人を人と思わず公園の中を我がもの顔で闊歩している、その目には支配者の趣すらあるのが奈良の鹿達である。
「県民に愛されていない県のマスコットだ」
「県公認のゆるキャラと一緒だぜ」
「だからこっちはどうでもいいぜ」
「鹿についてはな」
「俺達も嫌ってるしな」
「ふざけた奴等だよ」
「あんた達本当に動物にも嫌われてるからね」
瞬もこのことを指摘する。
「何かと」
「ああ、腹が立つことにな」
「何で嫌うんだよどいつもこいつも」
「正義の味方だぞ俺達」
「サイン会の一つでも開けよ」
「奈良の鹿も他の連中もな」
「この扱いはないだろ」
こう不平も言うのだった。
「ったくよ、こんな愛されないヒーローないな」
「前代未聞だろ」
「いつも言われてるけど日頃の行いのせいよ」
容赦なく言う瞬だった。
「あんた達の場合はね」
「本当にいつも言われてるな、その言葉」
「何の容赦もなくな」
「そんなに俺達悪いか?」
「犯罪はし
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