スカルフェイス
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早々、なにアギトを題材にした描写ギリギリな光景を作ろうとしてるのさ、ビーティーは」
「だが需要はあるだろ?」
「否定はしない」
「いやいやマキナちゃん、そこは否定してあげてよ……」
「でも甘いよビーティー。ソーセージを突っ込むなら、もっと適性のある子を選ばないと。確かにアギトも可愛いけど、いじって可愛がるならなのはみたいなタイプが良いんだよ!」
「ここで私を引き合いに出さないで!?」
「ほほう……確かにコイツの半泣き顔はひどく嗜虐心をそそるぜ。いじられてキャラが立つタイプなのは間違いないな」
「ビーティーさんもニヤニヤしながら同意しないで!?」
「最近のなのははツッコミばかりで苦労してるな……」
「あ、おてんこさま。おはよう」
「おはよう、ジャンゴ。それで……あの二人は何をしている?」
「う〜ん……ソーセージが立つ話?」
「はぁ? まるで意味が分からんぞ」
「もう四の五の面倒だ。なのはにソーセージを突っ込もうぜ! うひゃひゃっはっはは!!」
「オッケー、乗ったぁ!」
「そんな提案に乗らないでマキナちゃん!? ……え、待って待って!? 流石に二人がかりで来られたらホント無理だから!!」
「ああ……そう震えないでくれ、可愛い桃。俺を罪人のような気分にさせないでくれよな」
「なのはにわかるように説明すると、“ペシェ”とはフランス語で“桃”の意味。アクセントを変えると“罪人”という意味になるんだ。面白い言葉遊びだよね?」
「外国語の同音異義語みたいなのは確かに面白いかもしれないけど、学ぶ方は結構面倒なんだよね……。ところで、なんで桃?」
「なのはの魔力光って桃色じゃん」
「あ〜そう……桃と罪人がほとんど同じ発音なのは、ちょっと悲しいかな。でもソーセージが迫って来るこの状況が何とかなる訳じゃないよね!? わ、わぁー!? んむ、むぐぅ!!?」
「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ……。うるさくて起きたら目の前で少女が身体を押さえつけられた状態で肉棒突っ込まれてた。な、何を言ってるかわからねぇと思うが、アタシにもわからなかった。頭がどうにかな……りはしないな。ってかいい加減解放してやれよ……なのは目ぇ回してるぞ」
「何だかんだ言ってるけど、結局皆仲良しなんだね」
「この光景をその一言で済ますのか、ジャンゴ。おまえの感性が少し心配になってきたぞ……」
フェンサリルで最初の朝は、こうして騒々しくも始まった。
新暦67年9月18日、8時30分
朝食を済ませてひと段落した頃、唐突にビーティーが話を切り出してきた。初対面時から見られた彼女の少々変わった性格はジャンゴ達も本能
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