機動戦艦ナデシコ
1278話
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うな顔立ちをしている。当然美人。
黒の長髪の女。恐らく3人の中で最も年上だろう人物。こちらも当然のように美人ではあるが、どことなく暗い雰囲気を放っている。
全員、それなりの訓練を受けたような身体の動かし方だな。そうなると、多分サツキミドリ2号からナデシコに乗ってくるエステバリスのパイロットか?
「なぁ、あれは何の騒ぎだ?」
近くを通りかかった整備員へと声を掛けると、その整備員は肩を竦めて口を開く。
「ああ、あの3人はサツキミドリ2号からナデシコに配属になるパイロットらしいですよ」
「やっぱりか。……で、それはいいけど、何だってウリバタケが怒鳴られてるんだ?」
しかも、怒鳴られているウリバタケの顔には笑みが浮かんでおり、とてもではないが険悪な雰囲気ではない。
「あー……ま、ウリバタケ班長の事ですし、多分口説こうとしたんでしょ。それともセクハラしたかな? ウリバタケ班長も、女好きですからね」
いつもの事ですと言いながら、整備員の男は去って行く。
サツキミドリ2号に到着したという事もあって、色々と忙しいんだろう。
エステバリスのデータとかも収集するって話だし。……戦闘はサセボシティとチューリップ戦しかないんだけど、それでもネルガルにとっては重要らしい。
そんな風に考えていると、不意に3人の女のうちの1人、緑のショートカットの女が俺の姿を見つけると、真っ直ぐこっちへと向かってくる。
「おう、お前がアクセル・アルマーって奴か?」
2人の女を引き連れて俺の前にやって来た緑のショートカットの女は、俺に向かってそう尋ねるのだった。
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