第3章 リーザス陥落
第84話 ノース・サウス二正面作戦
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ゃん。どうせ、ランスに連れて行かれると思うけど、気をつけて」
「うん。しっかりね。皆とても強いから、皆のことも頼って」
「あ……、はい! 志津香さん、かなみさんっ!」
2人にエールを貰いながら、シィルはランス側に溶け込んでいった。
そして、ゆっくりとレイラがユーリの元へと来た。
「……レイラにも、色々と気を使わせた様だ。すまない」
「いえいえ。コレくらいさせて、って。今回の戦いを制したら、ある程度は余裕とゆとりが出来るわ。その時、一緒に飲みましょ」
「ああ。そうだな」
レイラのウインクを見て、ユーリも笑った。
そして、更に耳打ち。
「ちょ〜っと頼みたいんだけどー……、ランスくんのことで」
それだけで、大体察するのはユーリだ。
「ああ。判ってる。終わったら、ランスに魔法は掛けるよ。……皆、陵辱された身だ。まだまだ傷も本当の意味では癒えていないだろ? 戦闘の傷に加えてそれ以上は酷だ」
「……ほんと、流石ね。改めて脱帽だわ。……マリスさんがあなたを心底欲してる理由、よくわかるってものよ」
大きくため息をはくレイラ。
その後は、軽く首を振った。
「もちろん、全員じゃなくたって良いの。確かに、傷口は浅くない。でも、ユーリくんが想ってる以上に、ランスくんの事、気に入ってる子も多いのよ。……汚れた身体を慰めてもらう、って子も少なからずいるわ。逆慰安、って所ね。安心したい様なのよ。だから、こんな大人数の偽記憶を作るのって大変だと思うし、時間もかかるから、少しだけ、お願いするわ。もちろん、全部終わった後にね」
「……ああ。そっちは考えてなかった」
シィルの事を思えば、快く、とは言えないが、気を貼り続けているのだから、それ以上を拒むのは可哀想と言うものだ。それに、何人来ようとも、ランスにとっての一番は……彼女なのは間違いなさそうだから、安心はしていいとも思える。
そして、戦いの火蓋は切って落とされる。未だ――かつてない程の戦いが
〜人物紹介〜
□ ネカイ・シス(03)
Lv22/24
技能 短剣戦闘 Lv1
キースギルドの新星であるネカイ。
ひょんな事から、デンへと仕事で向かったのだが、そのせいで、カースAに捕まって あわやランスの餌食になりそうだった所を助けられた。解放軍のメンバーを見て 『色々と面白そう』って事で しれっと、中に溶け込んだ模様。――ミリやロゼと良い飲み仲間になるのも時間の問題だろう。色々と意気投合するのも。
因みに、何が? とは言わないが……、ネカイはまだ………と言うのは、ロゼとミリ
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